昨日のおかやまマラソンはDNSでした
昨日のおかやまマラソンは、残念ながらDNS(Do Not Start=出走せず)となりました。
プライベートな事情で出場を見送ることになり、前々日の時点でその判断をせざるを得ませんでした。
そのため、前日受付でのナンバーカード引換にも行けず、引換券がそのまま手元に残るという、少し寂しい週末になりました。
岡山には行かず、自宅で大会の公式サイトやSNSの投稿を眺めながら、「今ごろスタートした頃かな」「この雨の中、みんな頑張ってるだろうな」と思いを馳せていました。
マラソン大会にエントリーしていると、「出られないレース」というのも何年かに一度はあるものです。
もちろん、走れない悔しさはあります。せっかくの練習が形にならず、ゼッケンも着けずに終わるわけですから。
けれど、それもまたマラソンの一部。走ることを長く続けていく上では、時に“走らない選択”も大切なのかもしれません。
雨の中のレース
昨日の岡山はあいにくの雨模様でした。
スタート時間帯から本降りの時間帯もあったようで、ランナーの皆さんのウェアや靴もかなり濡れたのではないかと思います。
ただ、この時期のレースでは、意外と「雨のほうが走りやすい」という声も多いものです。
直射日光がなく、気温も上がりすぎない。
身体が熱を持ちすぎず、心拍数も安定しやすい。
特にフルマラソンでは後半の体温上昇や脱水がパフォーマンスを大きく左右しますから、雨の冷却効果が良い方向に働くこともあります。
もちろん、靴やソックスが濡れてしまうと摩擦が増え、マメや擦れが出やすくなるリスクはあります。
それでも、“走り続けられるコンディション”が整っていれば、案外快適に走れるのが秋の雨マラソンです。
ただし、これはあくまでも「走り続けられる」ことが前提。
ペースが落ちて歩き始めた瞬間、体は一気に冷えます。
レインウェアを着ていても、濡れたウェアは体温を奪い、筋肉も硬くなって動かなくなってしまう。
そうなると、もう地獄のような寒さとの戦いです。
走り切れる人にとっては“ちょうどいい雨”、途中で止まってしまう人にとっては“つらい雨”。
同じ天候でも、走力やその日のコンディションによって感じ方がまったく違ってくるのが面白いところです。
来年への準備
今年は岡山マラソンが唯一のレースとして位置づけていたので、これで2024-2025シーズンは一度区切り。
気持ちを切り替えて、次のレースに向けて準備を始めていきます。
来年2月の「丸亀国際ハーフマラソン」、そして春にかけての「京都マラソン」「びわ湖マラソン」「かがわマラソン」など、フルの大会が続きます。
ハーフからフルへと段階的に仕上げていくにはちょうど良い流れです。
岡山を走れなかった悔しさを、次のレースにぶつけたいと思います。
まずは今月中に一度ベースジョグ中心に戻して、週末に20km前後のロング走を再開。
12月にはレースペースを意識したビルドアップ走、30km走。
そんなイメージで、少しずつ距離と負荷を戻していく予定です。
走れなかった分、気持ちは自然と前を向いています。
走ること自体が、やっぱり生活のリズムの一部になっている。
だからこそ、レースがなくても走り続けていれば、気持ちも整っていくのだと思います。
終わりに
マラソンは「走ること」だけが全てではなく、その過程や準備、そして走れなかった経験も含めて、自分の中で積み重なっていくものです。
大会当日を迎えられなかったのは残念ですが、その分、次に走る時はきっと、より強い気持ちでスタートラインに立てるはずです。
DNSも、次のスタートへの一歩。
来年の丸亀、そしてフルマラソンでは、今回の分までしっかり走りたいと思います。
◻︎◻︎出典:おかやまマラソン2025 https://www.okayamamarathon.jp/
【本日の一曲】
Cypress Hill – Insane in the Brain