住宅ローンは繰り上げ返済と投資どっちが得?500万円で徹底シミュレーション【金利1% vs 年利4%】
住宅ローンの残り500万円。
「繰り上げ返済して早く完済するべきか」
それとも「低金利だから投資に回すべきか」。
これは今、多くの家庭で話題になっているテーマです。
特に金利1%前後の低金利ローンを利用している方にとっては、
✔ 繰り上げ返済のメリットはどれくらい?
✔ 投資のほうが得になる?
✔ インフレ時代は考え方が変わる?
と悩むケースが増えています。
住宅ローン金利1%・残債500万円を前提に、繰り上げ返済と年利4%運用を具体的に比較しながら、どちらを選ぶべきかを解説します。
住宅ローン500万円を繰り上げ返済した場合のメリット
まずは、繰り上げ返済の効果を見てみましょう。
■ 前提条件
・住宅ローン金利:年1%
・残債:500万円
・残り期間:10年
・元利均等返済
この場合、10年間そのまま返済を続けると、総返済額は約526万円になります。
つまり、利息は約26万円。
500万円を一括で期間短縮型の繰り上げ返済をすれば、この26万円を支払わずに済みます。
■ 繰り上げ返済の効果は?
約26万円 ÷ 500万円 = 約5.2%
10年間で約5%の確定リターンという計算になります。
■ 繰り上げ返済のメリット
✔ 利息を確実に減らせる
✔ 金利上昇リスクを回避できる
✔ 借金が減る安心感
✔ 定年前完済を目指せる
特に「安心・安定」を重視する方にとっては大きな価値があります。
ただし、現在の低金利環境では、金銭的メリットは限定的とも言えます。
500万円を年利4%で10年運用したらどうなる?
次に、500万円を繰り上げ返済せず、年利4%で10年間複利運用したケースを見てみます。
■ シミュレーション結果
500万円 × (1.04)^10
= 約740万円
約10年後には740万円になります。
増加額は約240万円。
仮に運用益に20%の税金がかかった場合でも、手取りで約192万円の利益が残ります。
こちらの場合は元本の500万円も残っているので、住宅ローン完済時に約740万円が手元にあることになります。
■ 繰り上げ返済との比較
繰り上げ返済の効果:約26万円
投資の期待利益:約192万円(税引後)
単純比較では、投資のほうが圧倒的に大きな金額になります。
これが複利効果の力です。
時間を味方につけることで、資産は大きく成長します。
住宅ローン繰り上げ返済と投資の決定的な違い
数字だけ見れば投資が有利ですが、重要なのは「リスクの違い」です。
■ 繰り上げ返済
・確実に利息を減らせる
・元本割れリスクゼロ
■ 投資
・期待リターンは高い
・元本割れの可能性あり
・相場変動リスクあり
年利4%は長期平均では現実的ですが、毎年必ず4%増える保証はありません。
つまり、
✔ 確実性を取るか
✔ 期待値を取るか
ここが最大の分かれ道になります。
インフレ時代は住宅ローンを急いで返すべき?
住宅ローンの繰り上げ返済を考える上で、重要なのが「インフレ」です。
■ デフレ時代の考え方
物価が下がる
→ お金の価値が上がる
→ 借金は早く返したほうが得
■ インフレ時代の考え方
物価が上がる
→ お金の価値が下がる
→ 借金の実質負担が軽くなる
もしインフレ率が住宅ローン金利を上回れば、借金は実質的に目減りします。
その場合、低金利ローンを急いで返す合理性は薄れます。
さらに、住宅ローン金利より高い利回りが期待できる運用先があれば、資金効率は投資のほうが良くなります。
住宅ローン繰り上げ返済が向いている人
✔ 退職までに完済したい40代・50代
✔ 投資の値動きがストレスになる
✔ 借金があること自体が不安
✔ 金利上昇が怖い
「安心」を最優先する方には、繰り上げ返済は有力な選択肢です。
投資が向いている人の特徴
✔ 20〜30代で時間的余裕がある
✔ 長期運用を前提にできる
✔ NISAなどを活用している
✔ 変動金利の恩恵を活かしたい
若い世代ほど、複利効果を最大限に活かせます。
住宅ローンと投資は“併用”が新常識
最近は「どちらか一択」ではなく、分けて考える家庭が増えています。
例:余剰資金500万円の場合
・250万円は繰り上げ返済
・250万円は長期投資
この方法なら、
✔ 心理的安心
✔ 将来の成長性
両方を取りにいくことができます。
バランス型戦略は、リスク分散という意味でも合理的です。
手元資金を残す重要性
住宅ローンを繰り上げ返済すると、その資金は手元からなくなります。
しかし、
・病気
・失業
・教育費増加
といった予期せぬ出費への備えも必要です。
生活防衛資金(生活費6か月〜1年分)を確保した上で判断することが大前提です。
結論|住宅ローン繰り上げ返済と投資、どっちが正解?
今回の条件では、
・繰り上げ返済の効果:約26万円
・年利4%10年運用:約192万円(税引後)
金額面では投資が有利です。
しかし、
✔ リスク許容度
✔ 年齢
✔ 家族構成
✔ ライフプラン
によって最適解は変わります。
「確実じゃないならやめるべき?」ではなく、
・リスクを理解した上で選ぶ
・夫婦で価値観を共有する
・数字で比較する
これが最も大切です。
住宅ローンも投資も目的は同じ。
それは「家族の将来を守ること」。
安心と成長、そのバランスをどう設計するか。
ぜひ一度、ご家庭の状況に当てはめて考えてみてください。
◻︎◻︎住宅金融普及協会 住宅ローン繰上げ返済と資産運用、どちらがお得?
https://www.sumai-info.com/loan-knowledge/loan_q_a03.html?doing_wp_cron=1772197288.9773759841918945312500
【本日の一曲】
edbl – edbl beats vol.1
◻︎◻︎せとうち不動産 https://setouchi-fudosan.com/◻︎◻︎