2026 10 17

「うるう秒」がなくなる?「うるう時間」への変更から考える、時間の不思議

こんにちは、せとうち不動産です🏡

突然ですが、皆さんは「うるう年」以外に「うるう秒」という言葉を聞いたことがありますか?

普段、当たり前のように使っている時計やスマートフォンの時間。1秒単位で正確に動いているように感じますが、実は地球の動きと時計の時間には、少し違いがあるんです。

そんな時間にまつわるちょっと不思議なお話です。


そもそも「うるう」って何?

「うるう」は漢字で「閏」と書きます。

平年より日数や月数などが多くなることを意味し、身近な例が4年に1度やってくる「うるう年」です。

地球が太陽の周りを1周するには、約365.25日かかります。1年を365日としていると、毎年少しずつずれが生じるため、おおむね4年に1度、2月29日を加えて調整しています。

昔の人も、暦と実際の季節がずれてしまわないよう、工夫を重ねてきたんですね。

では、「うるう秒」は何を調整するためのものなのでしょうか?


地球はいつも同じ速さで回っているわけではない

私たちが暮らす地球は、自転しながら太陽の周りを公転しています。

1日の長さは、もともと地球の自転を基準に考えられてきました。しかし、観測技術や時計の精度が向上すると、地球の自転速度は完全に一定ではないことがわかってきました。

そこで登場したのが「原子時計」です。

原子時計は、原子の性質を利用して非常に正確に時間を測定できます。現在の国際的な標準時刻は、この原子時計による時間を基礎としています。

ところが、原子時計が刻む時間と、地球の自転に基づく時間には、少しずつずれが生じます。

そのずれが大きくなりすぎないよう、これまでは必要に応じて1秒を追加する「うるう秒」で調整してきました。

日本時間では、午前8時59分59秒の次に「8時59分60秒」が入ることがあります。普段の時計では見慣れない、不思議な時刻ですよね。

1972年に調整が始まってから、2026年までに実施されたうるう秒は27回。うるう年のように定期的に訪れるものではなく、地球の自転の状態を観測しながら実施が判断されてきました。

うるう年→公転、うるう秒→自転 によるものです


たった1秒が、社会を混乱させることも

「1秒くらい、どうってことないのでは?」

そう思う方もいるかもしれません。

ところが、コンピューターや通信システムにとって、時刻のわずかな変化が大きな問題になることがあります。

過去には、うるう秒の実施に伴って、ウェブサービスや航空会社の予約システムなどに障害が発生した事例が報告されています。

現代社会では、金融取引や通信、交通、医療など、正確な時刻に支えられている仕組みが数多くあります。

自動運転や手術を支援する機器など、時間の管理が重要な分野も増えていくでしょう。

人間にとってはほんの一瞬でも、システムにとっては無視できない変化になることがあるんですね。


「うるう秒」から「うるう時間」へ?

こうした問題を背景に、国際的な会議では、うるう秒による細かな調整をやめ、許容する時間のずれを大幅に広げる方向で見直しが進められてきました。

報道などでは、この仕組みが「うるう時間」と紹介されています。

考え方としては、1秒単位で頻繁に調整するのではなく、より大きなずれが生じるまで調整を先送りするというものです。

資料で紹介されている見通しでは、1時間のずれに達するのは約7,000年後ともいわれています。つまり、現在の私たちが直面しているシステム上の課題を減らしながら、将来の世代に調整を委ねる考え方です。

ただし、これは時間のずれがなくなるという意味ではありません。地球の自転は今後も観測され、長い時間の中でどのように調整するかは、引き続き検討されていくことになります。


当たり前の暮らしも、たくさんの工夫に支えられている

毎朝、スマートフォンのアラームで目を覚まし、時計を見ながら仕事に出かける。

私たちにとって、時間が正確にわかることは当たり前になっています。

でも、その裏側には、地球の動きを観測する人たちや、正確な時刻を維持する技術、世界共通のルールを決めるための議論があります。

不動産の仕事でも、普段はあまり意識されない法律や制度が、土地や建物の利用、暮らしの安心を支えています。

当たり前だと思っていることも、実は多くの工夫や調整の上に成り立っているのかもしれません。

「うるう秒」という小さな1秒から、そんなことを考えさせられました。

皆さんは、普段の生活の中で「当たり前だけど、よく考えると不思議だな」と思うことはありますか?😊


◻︎◻︎毎日新聞 「うるう秒」を廃止→「うるう時」の導入決定 調整は数百年後か
  https://mainichi.jp/articles/20261014/k00/00m/100/320000c

  日本標準時グループ うるう秒実施日一覧
  https://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html


【本日の一曲】
Earth, Wind & Fire – And Love Goes On

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