2026 10 26

木造住宅なのに火災保険が安くなる?「省令準耐火構造」のメリットをわかりやすく解説!

マイホームを建てるとき、間取りやデザイン、キッチンやお風呂などの設備に目が向きがちですよね。

もちろん、毎日暮らす家ですから、見た目や使い勝手は大切です。

でも、ちょっとだけ考えてみてください。

家を建てた後も、住宅ローンや固定資産税、メンテナンス費用など、住み続けるためのお金は必要です。

その中で、意外と見落としがちなのが「火災保険料」。

実は、木造住宅でも、建物の仕様によって火災保険料を抑えられる場合があるんです。

そこで今回は、新築を検討している方に知っておいてほしい「省令準耐火構造」について、できるだけわかりやすく解説します!


そもそも「省令準耐火構造」って何?

簡単にいうと、火災が起きたときに、火が燃え広がりにくいよう工夫された住宅の構造です。

住宅金融支援機構が定める基準に適合した住宅で、木造軸組工法やツーバイフォー工法などでも採用できます。

「木造住宅は火事に弱い」というイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、省令準耐火構造では、外壁や屋根、天井、壁などに決められた防火性能を持たせることで、火災による被害を抑える工夫がされています。

大きな特徴は、次の3つです。

  • 隣の家で火災が起きても、もらい火の被害を受けにくくする
  • 家の中で火災が起きても、火が広がるのを遅らせる
  • 建物の内部から外部へ、火が燃え広がるのを抑える

もちろん、火災を完全に防げるわけではありません。

それでも、火の広がりを遅らせることができれば、避難や消火活動のための時間を確保できる可能性があります。

家族の命や財産を守るためにも、住宅の防火性能は大切なポイントです。


メリット① 火災保険料を抑えられる!

個人的に、家計の面でも注目してほしいのが、このメリットです。

火災保険では、建物の構造などによって保険料が変わります。

戸建住宅の場合、一般的には次のような区分があります。

  • T構造:耐火構造など、所定の基準を満たす建物
  • H構造:上記に該当しない建物

一般的な木造住宅はH構造に分類されることがありますが、省令準耐火構造の基準を満たす住宅は、原則としてT構造に分類されます。

この違いによって、火災保険料が安くなる場合があります。

保険料は建物の所在地や補償内容、保険金額、契約条件などによって変わるため、一概にはいえません。

ただ、住宅ローンを組んで長く住むことを考えると、毎年の保険料の差も無視できませんよね。

家を建てるときには、建築費だけでなく、入居後にかかる費用まで考えておくことが大切です。


メリット② 地震保険料も抑えられる場合がある

もうひとつ、知っておきたいのが地震保険です。

地震保険では、建物の構造によって「イ構造」と「ロ構造」に区分されます。

省令準耐火構造の住宅は、所定の条件を満たせばイ構造に該当します。一般的な木造住宅でロ構造となる場合と比べて、地震保険料が安くなることがあります。

ただし、ここでひとつ注意点。

省令準耐火構造だからといって、地震に強い住宅という意味ではありません。

省令準耐火構造は、あくまでも火災に対する性能に関するものです。

地震への強さを考えるなら、耐震等級や地盤、建物の設計など、別のポイントも確認する必要があります。

火災への備えと地震への備え。それぞれ分けて考えることが大切ですね。


メリット③ 木造住宅の選択肢が広がる

省令準耐火構造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造だけでなく、木造住宅でも採用できます。

木の雰囲気が好きな方や、木造ならではの間取りを実現したい方にとっては、うれしいポイントです。

ただし、木造住宅なら何でも省令準耐火構造になるわけではありません。

住宅金融支援機構が定める仕様や、承認された工法などに適合している必要があります。

同じ住宅会社でも、選ぶ商品や仕様によって該当しない場合があるため、契約前に確認しておきましょう。

また、火災保険の手続きでは、省令準耐火構造であることを確認できる書類が必要になる場合があります。建築会社に、どのような書類を発行してもらえるのかも聞いておくと安心です。


省令準耐火構造にするには、追加費用がかかる?

ここも気になるところですよね。

採用する工法や住宅会社の標準仕様によって異なるため、一律に「追加費用が必要」「必ずお得」とは言い切れません。

もともと省令準耐火構造を標準仕様としている住宅会社もあれば、オプション扱いとなる場合もあります。

大切なのは、建築費の増加分と、火災保険・地震保険の保険料の差を比較すること。

目先の建築費だけで判断せず、長く住むことを前提に考えてみましょう。


まとめ:家づくりは建てた後のお金も大切!

家を建てるときは、どうしても建築費や住宅ローンの返済額に意識が向きがちです。

でも、マイホームは建てて終わりではありません。

毎年の税金や保険料、将来の修繕費など、住み続けるための費用もかかります。

省令準耐火構造は、火災による被害を抑える工夫がされているだけでなく、条件によっては火災保険料や地震保険料を抑えられるというメリットもあります。

これから木造住宅を新築しようと考えている方は、間取りや設備だけでなく、ぜひ住宅の構造にも目を向けてみてください。

家づくりは、建てるときの予算だけでなく、建てた後の暮らしまで考えることが大切です。

せとうち不動産では、不動産のご相談はもちろん、住宅購入にかかるお金やリフォームなど、暮らしに関するご相談もお受けしています。

「何から考えればいいのかわからない」という方も、お気軽にご相談くださいね🏡


◻︎◻︎フラット35 省令準耐火構造の住宅とは
  https://www.flat35.com/business/syourei.html


【本日の一曲】
Manuel Göttsching – E2-E4 Ruhige Nervosität 2

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