2025 05 06
相続登記が義務化されました。ご存知ですか?

これまで、不動産を相続しても登記をしないまま放置されているケースが多くありました。
ところが、これにより所有者不明の土地が増え、空き家問題や開発の妨げにもなっていたのです。
こうした背景から、2024年4月から相続登記が義務化されました。
相続登記とは、不動産の所有者が亡くなった後、その相続人が不動産の名義を変更する手続きです。
新しい制度では、相続があったことを知った日から3年以内に登記を行う義務があります。
もしこれを怠った場合、10万円以下の過料が科される可能性もあるため、注意が必要です。
対象となるのは、土地・建物を問わず、相続によって取得したすべての不動産。
手続き自体は法務局で可能ですが、複雑な相続関係がある場合などは、司法書士など専門家への相談がおすすめです。
「うちは関係ない」と思っていた方も、将来のために一度不動産の名義や相続の状況を確認しておくことをおすすめします。
義務化は、「財産を守る」だけでなく、「周囲に迷惑をかけないための備え」でもあります。
【本日の一曲】
Cheryl Lynn / Got to Be Real