2025 11 17

「シン古墳時代」到来──『株式会社 前方後円墳』が切り拓く、日本人のための新しい樹木葬  (香川にもあります)

近年、日本のお墓事情が大きく変わりつつあります。少子化や核家族化に伴い、「墓じまい」や「承継者不要のお墓」を選ぶ人が急増し、お墓の形も大きく変化してきました。その中で今、驚くほどの注目を集めているのが 前方後円墳を現代に再現した「古墳墓」 という新しい選択肢です。

2024年に創業した 株式会社 前方後円墳(代表:竹田恒泰) は、この古墳墓を一般向けに販売するという、かつてない事業をスタートさせました。Web受付「古墳の窓口」には開始わずか10日で1600名が登録し、問い合わせは全国から殺到。千葉県野田市と香川県高松市ではすでに販売が始まり、契約者イベント「古墳同窓会」が開かれるほどの盛り上がりを見せています。

本記事では、「なぜ今古墳なのか?」そして古墳墓の魅力や誕生の背景、事業としての新規性について深く見ていきます。


■「株式会社 前方後円墳」はいかにして生まれたのか

代表の竹田恒泰氏にとって、墳墓は特別な存在でした。というのも、母方の墓は仏式の一般墓だった一方、父方の墓は神式の墳墓(上円下方墳)であり、幼少期から自然と「古墳型の墓」に触れていたといいます。

しかし父の代では新たな墳墓を持つ敷地がなく、場所探しも難航。一般的に「古墳墓」は販売されていないため、最終的に竹田氏は「いっそ自分で造ろう」と考えたところから計画が動き出しました。

さらに周囲へ相談すると、

「自分も古墳に入りたい」

という声が想像以上に多く寄せられ、事業化の可能性を確信したと言います。

2023年には全国のお墓で樹木葬の割合が50%を超えるなど、樹木葬が一般的になったことも後押しとなりました。その延長線上に「古墳型の樹木葬を」という着想が生まれ、古墳文化の忠実な再現を目指し、専門の考古学者を顧問に迎えました。

こうして、古墳の形状・設計だけでなく、副葬品である 三種の神器(鏡・剣・勾玉) を最高の職人によって復元し、本格的な古墳墓が誕生したのです。


■千葉と香川で同時販売開始──本格的すぎる古墳墓の姿

現在販売されている古墳墓は、千葉県野田市と香川県高松市の2カ所。

どちらも全長17.5mの 纒向型前方後円墳 を忠実に再現したもので、水濠・石垣・埴輪・鳥居・祭壇まで丁寧に整備され、教科書で見た古墳そのもの。霊園全体が美しく管理され、芝生の緑と墳丘の造形美がそのまま風景に溶け込んでいます。

【価格の手頃さが人気の理由】

・1人用 42万〜47万円前後
・2人用 53万〜58万円前後
・合祀墓は10万円台から

一般の永代供養墓に比べても高額ではなく、「古墳墓」というインパクトに比べるとむしろリーズナブルです。

【管理費ゼロ・承継者不要】

・檀家義務なし
・宗旨宗派自由
・永代祭祀で子どもに負担がかからない
・20年後は合祀され、古墳形状のまま供養が続く

この“気軽さ”が現代のニーズと完全に一致し、人気の理由となっています。


■なぜ今、古墳なのか?──「寂しさのない樹木葬」という価値

樹木葬は安価で管理が不要というメリットがある一方で、

・どこか寂しい
・「安く済ませた」という後ろめたさ
・遺族の拠り所が薄い

という声も少なくありません。

株式会社前方後円墳が提案する古墳型樹木葬は、そのイメージを大きく覆します。

●古墳全体が「御霊の宿る場」になる

後円部に三種の神器(御鏡・御剣・御勾玉)を納め、「御霊の依代」とする設計。副葬品は

・柳本大塚古墳の内行花文鏡
・黒塚古墳の鉄剣
・等彌神社の御神宝をモデルにした勾玉

など、いずれも一級の職人が本格制作。単なるレプリカではありません。

そのため、遺骨がある場所だけでなく “古墳全体が聖域として機能する” ようにデザインされています。


■購入者の声──「古墳に入る仲間」=“古墳メイト”ができる

千葉・野田市では、購入者同士が交流するイベント「古墳同窓会」が開かれています。

「将来同じ古墳に入る人が生前からつながる」という極めて珍しい取り組みですが、参加者からは

・安心感がある
・お墓なのに温かい
・“古墳メイト”という不思議な仲間意識が生まれる

といった声が上がり、非常に人気だといいます。

また、

「子どもに負担をかけたくない」
「散骨は抵抗があるが、墓石まではいらない」
「古墳ゆかりの土地で眠りたい」

という理由で選ぶ人が多く、想像以上に多様な層が古墳墓を選んでいることも特徴です。


■オンライン完結の“お墓DX”──現代的な購入体験

株式会社 前方後円墳の革新性は「古墳墓」というコンセプトだけにとどまりません。

・Webで選んで
・そのままクレジットカード決済
・現地に行かずに購入
という “お墓のDX” を全国で初めて実現しました。

香川の「高松ほたるローズガーデン」では、Web購入が特に多く、関東からの申し込みも増えているとのこと。お墓の購入プロセスにも時代の変化が訪れていることが分かります。


■今後の展開──全国100基を目指す

千葉、高松に続き、大阪でもプレオープン販売280区画がすでに完売。愛媛や広島でも建設が予定され、竹田氏は

「47都道府県に2基ずつ、全国100基の古墳墓」

を目指すと語っています。

つまり、古墳墓は“新しい終活インフラ”として本格的に広がろうとしているフェーズに入ったのです。


■古墳墓は「新しいお墓」ではなく「新しい文化」になりうる

お墓とは、その時代の価値観や家族の形を映す鏡です。

・墓じまいが一般化
・承継者がいない家庭の増加
・宗教的形式より“自分らしさ”を重視
・散骨はちょっと寂しい
・自然に還りたい
・子どもに負担をかけたくない

こうした現代の背景を踏まえると、前方後円墳という「日本人の原点」のような形を現代の樹木葬に取り入れる発想は、むしろ自然な流れとも言えます。

株式会社 前方後円墳は、ただ珍しい事業をしているのではなく、
“お墓を通じて日本文化を再創造している” と言えるのではないでしょうか。

人生の最終地点を、
美しく、あたたかく、伝統に包まれた場所にする。
古墳墓は、その新しい答えのひとつになりつつあります。

◻︎◻︎出典:株式会社 前方後円墳
     https://kofun.co.jp/

     デイリー新潮 「古墳を自分の墓にできる」 前方後円墳墓に問い合わせ殺到のワケ 意外に安い初期費用は?
     https://www.dailyshincho.jp/article/2025/10060556/?all=1

【本日の一曲】
M.Sage – Tender / Wading