2025 11 22

街の紹介 vol.8 丸亀市編 「猪熊弦一郎現代美術館 MIMOCA」開館34周年!!


— “妄想”をキーワードに広がる芸術の1日 —

香川県丸亀市を象徴する文化スポットといえば、やはり*丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)*です。
世界的に活躍した高松市生まれ丸亀市育ちの画家・猪熊弦一郎の名を冠し、「アートが生活の一部として存在する街」を体現してきたMIMOCA。

そのMIMOCAが、2025年11月23日(日・祝)に開館34周年を迎えます。

今回は、記念すべき34周年の大イベント「MIMOCA’S BIRTHDAY」を中心に、MIMOCAの魅力、そして丸亀の街の文化としての存在価値を丁寧に掘り下げながらお届けします。
街の魅力をご紹介するシリーズ「街の紹介」の第8弾、今回は特に“アートの力”を感じる内容となっています。


**■ 34周年のテーマは「妄想」

— 突拍子もない想像が未来をひらく —**

今年のキーワードは、なんと**「妄想」**。

「妄想」と聞くと、どこか現実離れしたものを思い浮かべるかもしれません。しかし、芸術の世界では、妄想こそ新しい視点を呼び込む源泉です。
猪熊弦一郎自身が、既存の概念にとらわれず自由な表現を追求したアーティストであることを思えば、MIMOCAの34周年にふさわしいテーマといえるでしょう。

館内の展示やイベントも、このテーマに沿って「想像の飛躍」を感じられる仕掛けが盛りだくさん。
誕生日ムードに包まれた美術館で、丸1日ゆっくりとアートと向き合うことができます。


■ 11月23日限定! うれしい“全館入場無料”

周年イベントの目玉のひとつが、全館入場無料
丸亀市民の方はもちろん、県外からのアートファンにとっても貴重なチャンスです。

※混雑時には入場制限の可能性があります。
※入館は17:30まで。

無料で味わえる主な展示は以下の通りです。


■ 当日鑑賞できる展覧会

① 企画展「大竹伸朗展 網膜(Retina)」

(会場:3階展示室C、2階展示室A、1階エントランス)

国内外で高い評価を受けるアーティスト・大竹伸朗。
今回の展示は「網膜」をテーマに、視覚そのものに問いを投げかけるようなダイナミックな世界観が広がります。

視覚情報の“入口”である網膜をタイトルに掲げるだけあって、作品ひとつひとつが「観るとは何か」を揺さぶってきます。


② 常設展「猪熊弦一郎展 Since 1955」

(会場:2階展示室B)

猪熊弦一郎が戦後に確立した独自のスタイルを中心に、1955年以降の作品を一望する展覧会。
色彩の鮮やかさや線の自由さが、時代や国境を超えて来館者に語りかけてきます。

猪熊作品は丸亀市の文化的アイデンティティとして、地域に根づいています。
美術館の建築そのものが猪熊の思想と密接に関わり、訪れるたびに新しい気づきを与えてくれます。


■ 野外企画「きむらとしろうじんじん 野点 & 妄想屋台」

MIMOCAのイベントでファンが多いのが、アーティスト・きむらとしろうじんじん氏による「野点(のだて)」。

これは、野外で楽しむ茶道をアートとして再解釈したプロジェクトで、
「自分で絵付けしたお茶碗でお茶を飲む」
という非常にユニークな体験ができます。

◎ 野点の流れ

  1. 好きな形の素焼きのお茶碗を選ぶ
  2. 釉薬で自由に絵付け
  3. 楽焼き窯でその場で焼き上げ
  4. 出来立てのお茶碗で抹茶を楽しむ

料金:
・お茶碗づくり…1個 2,500円
・お抹茶…1杯 300円

※お茶碗は数量限定
※予約不可、待ち時間が発生する場合あり

“妄想屋台”と銘打った屋台も登場し、会場はゆるやかな賑わいに包まれます。
芸術と日常が交錯する、まさにMIMOCAらしい光景です。


■ MIMOCA史上初!「妄想ラジオ局」開局

「もしMIMOCAにラジオ局ができたら?」
そんな妄想がそのまま形になった企画が、今年初登場する妄想ラジオ局です。

館内イベント巡りの生配信やゲストトーク、アートにとどまらない多ジャンル企画まで多彩な番組がオンエア予定。
MIMOCA公式YouTubeでも配信されるため、遠方の方も楽しめます。

時間:10:00-18:00
場所:2階アートセンター前、館内各所


■ キュレーターによる展示解説「キュレーター・トーク」

普段なかなか聞けない、担当キュレーターによる展示解説も34周年イベントならでは。
作品背景や展示構成の意図など、プロならではの視点を知ることで展示の楽しさが一段と深まります。

申込:不要
集合:各展示室前


■ ミュージアムショップのセールも開催!

周年記念の恒例となった、ミュージアムショップのセール。
オリジナルグッズや過去の展覧会カタログが特別価格になる貴重な1日です。

特に注目は以下の3つ:

  1. 猪熊弦一郎 & 大竹伸朗 展グッズの限定セット販売
  2. オリジナルグッズ20%OFF
  3. 過去カタログが500円均一

※一部商品は対象外
※数量限定

アートファンにとってはコレクション追加の好機です。

◻︎◻︎オンラインショップ https://shop.mimoca.jp/


■ カフェMIMOCAの「網膜ケーキ」が登場!

企画展と連動したスペシャルメニューとして、
「大竹伸朗展 網膜」をテーマに開発された限定ケーキが登場します。

視覚を刺激するビジュアルで、食べても楽しい、まさに“網膜”に響く一品。
数量限定なので早めの来館がおすすめです。

営業時間:10:00–18:00(L.O.17:00)


■ MIMOCAが丸亀にもたらしてきたもの

MIMOCAは、単なる美術館ではなく“文化と生活の接点”をつくる場所です。

・駅前に堂々と構えるランドマークとして
・猪熊弦一郎の精神を伝える拠点として
・市民が気軽にアートに触れられる場所として
・全国から来館者が訪れる文化交流の場として

街の風景にMIMOCAがあることで、丸亀市の魅力はひとつの階層ではなく、
“文化という深み”を持ったものになっています。


■ まとめ — “妄想”をきっかけに、丸亀の未来をひらく

開館34周年イベント「MIMOCA’S BIRTHDAY」は、
単なる周年企画にとどまらず、芸術が街や生活に与える豊かな影響を改めて感じられる、大きな節目の1日です。

アートを観る、触れる、考える、味わう——
そのすべてを一日で体感できるのは、MIMOCAならでは。

テーマの「妄想」は突拍子もないようで、実は未来を見つけるための大切な種。
その種を丸亀市という街で育てていく文化的営みこそ、MIMOCAが34年間続けてきた役割ともいえます。

明日11月23日、ぜひ“誕生日を迎えた美術館”へ足を運び、
あなた自身の妄想も広げてみてください。

◻︎◻︎出典:猪熊弦一郎現代美術館 MIMOCA  開館34周年記念イベント MIMOCA’S BIRTHDAY
     https://www.mimoca.jp/events/post34/

     

【本日の一曲】
Thelonious Monk Septet – Abide With Me