2025 12 31

来月の住宅ローン金利と、せとうち不動産 年末のご挨拶

年末になると、何かと「お金」に関する話題が増えてきますが、今年は特に「住宅ローン金利」という言葉をよく耳にする一年だったように感じます。
日銀の金融政策転換、政策金利の引き上げ、それに伴う長期金利の上昇――ニュースや新聞を見ていると、「これから住宅ローンはどうなるのか?」と不安に思われた方も多いのではないでしょうか。

実際、日銀が政策金利を引き上げたことにより、住宅ローン金利にも少しずつ影響が出始めています。せとうち不動産でも、現在3件ほど住宅ローンの借り換えのお手伝いをしている最中です。
「今の金利条件のままでいいのか」「借り換えた方が将来的に安心なのか」——こうしたご相談が、年末にかけて増えてきました。

日経新聞の記事でも報じられている通り、来年1月の住宅ローン固定金利は引き上げられる見込みです。
2025年12月30日付の日経記事では、大手5行が2026年1月の10年固定型住宅ローン金利を引き上げると発表したことが伝えられています。最優遇金利の平均は2%台後半となり、上昇は6カ月連続。数字だけを見ると、「いよいよ住宅ローンも厳しくなってきた」と感じてしまうのも無理はありません。

ただし、ここで一度、落ち着いて考えておきたいことが2点あります。
これは特に、香川県で住宅を購入されている方、これから検討されている方にとって重要な視点です。


① 香川県では「固定金利」を選ばれている方が多いという事実

まず1点目は、香川県では変動金利ではなく、固定金利(10年固定または全期間固定)で住宅ローンを組まれている方が非常に多いという点です。

実際、私がこれまでご提案・お手伝いしてきたお客様について言えば、ほぼ100%が固定金利型です。
これは都市部と比べると、香川県ならではの特徴とも言えるかもしれません。

そのため、ニュースで「金利が上がった」「住宅ローン金利が引き上げられる」と聞いても、すぐに毎月の返済額が上がるわけではありません
10年固定であれば、固定期間が満了するまでは、当初決めた金利・返済額が続きます。

金利の影響が出てくるのは、固定期間が満了し、金利を再選択するタイミングです。
さらに、その際にも「125%ルール」と呼ばれる仕組みがあります。これは、金利が急激に上昇した場合でも、毎月の返済額は従来の125%(=+25%)が上限となるというものです。

もちろん、金利が上がらないに越したことはありませんが、「金利が上がった=即、家計が破綻する」という話ではない、という点は冷静に理解しておく必要があります。


② 香川県の地元銀行の金利は、都市部とは大きく異なる

2点目は、香川県の地元金融機関の住宅ローン金利は、都市部の大手銀行と比べて低い傾向にあるという点です。

テレビや新聞、インターネットニュースで目にする住宅ローン金利の多くは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など、大手銀行の情報です。
これは、テレビで天気予報を見ていると、東京や大阪の天気、流行っている飲食店が中心に放送されるのと同じ構造です。

つまり、ニュースで見ている金利情報は、必ずしもここ香川県の状況を反映しているわけではありません

実際に、香川県内の銀行から聞いている来月度の住宅ローン金利情報では、
・10年固定の再優遇金利で まだ1%を切っている商品
・全期間固定でも 2%を切っている商品
が存在しています。

一方で、大手銀行の10年固定商品は2%後半。
同じ「住宅ローン金利」という言葉でも、その中身はまったく異なります。


インターネットの情報は「参考程度」に

現在では、住宅ローンや金利情報をインターネットで調べない方はほぼいないと言ってもいいでしょう。
それ自体は、とても良いことだと思います。

ただし、インターネット上の情報は、あくまで「参考程度」に留めておくことをおすすめします。
地域によって金融機関も違えば、金利水準、審査基準、優遇条件も大きく異なります。

「東京の状況=香川の状況」と捉えてしまうと、判断を誤る可能性があります。
また、本当に有益で実務的な情報が、すべて無料でインターネット上に転がっているわけではありません

…とはいえ、こうしてこの記事もインターネット上に載っているわけですが(笑)、
だからこそ「誰が」「どの立場で」「どの地域の話をしているのか」を意識して読むことが大切だと思います。


住宅ローンのことも、気軽にご相談ください

せとうち不動産という屋号から、「不動産売買や賃貸の話だけ」と思われがちですが、
住宅ローンの借り換えや資金計画のご相談もお受けしています。
(リノベーション・リフォーム・外構工事の工事など、暮らしに関わること全般お手伝いしてます)

ここ20数年、仕事を通じて住宅ローンとはかなり密接に関わってきました。
「売りたい・買いたい」だけでなく、「今の住宅ローン、このままでいいのか?」「全体の資金の計画が知りたい」という段階からでも構いません。
どうぞ気にされず、お声がけください。


年末のご挨拶

さて、今年も今日で最後。大晦日となりました。
振り返ってみると、昨日まで銀行へ行ったり、物件を見に行ったりと、なんだかんだで年末ギリギリまで仕事をしていました。

今秋に開業して1年を迎え、こうして年末まで走り切ることができました。
これもひとえに、関わってくださったお客様、業者の皆さまのおかげです。

今年一年、本当にありがとうございました。
来年も引き続き、地域に根ざした視点で、分かりやすく、誠実にお手伝いしていければと思っています。

どうぞ良いお年をお迎えください。
そして、来年もせとうち不動産をよろしくお願いいたします。

◻︎◻︎出典:日本経済新聞「1月の住宅ローン固定金利、大手5行が引き上げ 平均2%台後半に」 2025年12月30日
     https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB290GH0Z21C25A2000000/

【本日の一曲】
Olive Oil – 123 4

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