2026 03 14

ゲームの地図を不動産屋が真面目に考えてみた

RPGの世界は実はドーナツ型だった?

不動産の仕事をしていると、毎日のように地図を見ます。

住宅地図、航空写真、用途地域図、ハザードマップ…。
土地を探すときも、物件を説明するときも、地図は欠かせない存在です。

不動産業界では「地図を見る力」はとても重要で、
どこに道路があるのか、周辺環境はどうか、駅からの距離はどうかなど、
地図から読み取れる情報は本当にたくさんあります。

そんな日常的に触れている「地図」ですが、
今回は少し変わった地図の話をしてみたいと思います。

それは、 ゲームの世界の地図 です。


RPGの世界地図、よく考えるとおかしい?

ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのRPGをプレイしたことがある方は多いと思います。

ゲームの中には必ずと言っていいほど「世界地図(ワールドマップ)」があります。

そしてこの地図には、ある特徴があります。

それは

右に進み続けると左から出てくる
上に進み続けると下から出てくる

という仕組みです。

例えば船に乗って海をずっと右方向に進んでいくと、
気が付いたら地図の左側から戻ってくる。

この現象、ゲームをしたことがある方なら
一度は経験があるのではないでしょうか。

最初は何も疑問に思わないのですが、
よく考えてみると少し不思議です。


地球の地図とは少し違う

私たちが住んでいる地球を考えてみましょう。

地球では

東へ東へ進み続けると、西から元の場所に戻る

ということが起こります。

これは地球が球体だからです。

しかし、ここで重要なのは 北と南はつながっていない という点です。

北へ進み続けると、最終的には北極に到達します。
そしてそれ以上北に進むことはできません。

つまり

・東西はつながっている
・南北はつながっていない

これが地球の特徴です。

しかしRPGの世界では

・東西がつながる
・南北もつながる

という構造になっています。

つまりこれは 地球とは違う形の世界 ということになります。


RPGの世界はドーナツ型?

では、

東西も南北もつながっている世界とは
一体どんな形なのでしょうか。

この疑問を数学的に考えると、
面白い答えが出てきます。

それが ドーナツ型の世界 という考え方です。

数学ではこれを トーラス(Torus) と呼びます。


地図を丸めると見えてくる

想像してみてください。

まず地図の 右端と左端をくっつける とします。

すると地図は 円筒(筒) のような形になります。

次に

上端と下端をくっつける

とどうなるでしょうか。

すると円筒はぐるっと曲がり、 ドーナツのような形 になります。

つまりRPGの世界は トポロジー(位相幾何学)という数学の視点で見ると ドーナツ型の世界 だと考えることができるのです。


ドーナツと球体は全く違う

ここで面白いのは、 ドーナツと球体は全く違う形 ということです。

一番わかりやすい違いは 穴があるかどうか です。

・地球(球体) → 穴がない
・ドーナツ → 真ん中に穴がある

数学の世界では 穴の数 によって図形を分類します。

球体は 穴0個

ドーナツは 穴1個

です。

この違いは、
いくら形をぐにゃぐにゃ変形しても変わりません。

つまり

伸ばしたり、曲げたり変形をしても、 穴の数は変わらない のです。

この考え方を扱う数学が トポロジー(位相幾何学) という分野です。


ゲームから数学へ

こうして考えると、

ゲームの世界というのは
実はとても面白い数学のモデルになっています。

RPGのマップは

・端から端へ移動できる
・無限に広がるように感じる

という仕組みを作るために
プログラム的にも合理的な構造になっています。

その結果、 トポロジー的にはドーナツ型 という形になっているわけです。


日常の中にある面白い視点

今回の話はゲームの地図でしたが、
実はこういう「視点の違い」は 不動産の仕事にも通じる部分があります。

例えば

・同じ土地でも見方が変われば価値が変わる
・視点を変えると新しい可能性が見える

ということもよくあります。

普段何気なく見ているものでも 少し視点を変えてみると、全く違う世界が見えてくる。

ゲームの地図の話から、そんなことを改めて感じました。

【本日の一曲】
MASTERS AT WORK feat. INDIA – Backfired

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