最近の仲介業務から学んだこと

最近の不動産仲介のお仕事では、買主さん側でのご依頼が続いておりまして、ありがたい限りです。
不動産の取引って、売主さん・買主さんがいれば成立するわけですが、それぞれに仲介の不動産屋さんがついている場合、契約書類の作成などは、基本的には売主さん側の不動産屋さんが行います。
つまり、買主さん側にいる私は、売主側の不動産業者さんが用意してくださる契約書や重要事項説明書などをしっかり確認しながら、買主さんに不利益がないか、内容に漏れがないかをチェックし、ご説明していく立場になります。
で、最近の取引で何が印象的だったかというと……
「書類の作り込みの丁寧さ」と「電子契約のスムーズさ」でした。
いくつかの取引先の不動産業者さんが、非常に丁寧に、そしてきめ細やかに書類を作成されていて、「なるほど、こういう表現にしておくと誤解がないなぁ」とか「この説明図の入れ方、わかりやすい!」と、見ていて非常に勉強になることが多くて。
特に最近は、紙の書類ではなく「電子契約」で取引するケースも増えてきました。
パソコンやスマホを使って、契約書の確認や署名をオンラインで済ませるスタイルですね。
これがまた、業者さんごとに進め方が違ったり、使っているシステムが違ったりするので、最初は戸惑うこともあるんですが、上手に運用されているところはとてもスマート。買主さんにとってもスムーズで、時間や手間がぐっと減ります。
一方で、「やっぱり電子じゃなくて紙で確認したいなぁ」というお客様もまだまだ多いので、しっかりと説明したり、補足資料をお渡ししたり、こちら側も工夫が必要ですね。
このように、買主側としてのお手伝いでも、ただ「契約に立ち会う」だけじゃなく、他の不動産屋さんから学べることが本当に多いです。
丁寧な仕事を見ると、自分の業務にも気が引き締まるというか、「もっと分かりやすく」「もっと誠実に」って思わせてくれます。
これからも、お客様にとって安心できる取引をしていただけるように、自分自身も日々アップデートしていきたいですね。
そして、こうして経験を重ねながら「学びながら働ける」っていうのは、ほんとにありがたいことだなと感じています。
【本日の一曲】
Ronnie Laws / Friends And Strangers