2026 06 13

ペットと暮らす家庭のお悩み ~床・ニオイ・シニア期対応、住まいに求められること~

犬や猫と一緒に暮らしているご家庭は本当に多くなりました。

我が家も猫たちと暮らしていますが、ペットは単なる「飼い主と動物」という関係ではなく、今や大切な家族の一員です。

そんな家族だからこそ、「もっと快適に暮らしてほしい」「安全に過ごしてほしい」と考える方も多いのではないでしょうか。

先日、ペットとの暮らしの専門メディア「AMILIEマガジン」が行った調査結果が発表されていました。

そこには、ペットと暮らすご家庭が日頃感じている住まいの悩みが数多く紹介されていました。

住宅やリフォームの仕事をしている立場から見ても、「やっぱりそうなんだな」と思う内容ばかりでしたので、今回はその調査結果をもとに考えてみたいと思います。


ペットオーナー最大の悩みは「床の滑り」

調査で最も多かった住まいの悩みは、

「床の滑りやすさ対策(40.6%)」

でした。

これは非常によく分かります。

人間にとっては普通のフローリングでも、犬や猫にとっては意外と滑りやすいものです。

特に室内犬の場合、走り回った時に足が横に流れたり、ジャンプした着地で関節に負担がかかったりします。

若いうちは元気なのであまり気になりませんが、年齢を重ねるにつれて関節や腰への負担は大きくなります。

実際にリフォーム相談でも、

「愛犬が最近よく滑るようになった」

「高齢になって歩きにくそう」

というご相談は少なくありません。

最近では、

・ペット対応フローリング
・滑りにくいフロアコーティング
・クッションフロア
・ペット用タイル

など様々な選択肢があります。

人間の見た目だけでなく、ペットの足腰への負担も考えた床選びが大切な時代になっています。


シニアペット対応はこれからさらに重要に

調査で2位だったのが、

「シニア期対応の住環境(30.8%)」

でした。

犬や猫の寿命は年々延びています。

昔は10年ほどと言われていた犬の寿命も、今では15年以上生きる子も珍しくありません。

人間と同じように、ペットも高齢になると

・段差がつらい
・関節が弱る
・視力が落ちる
・トイレの失敗が増える

など様々な変化が出てきます。

若い頃は何でもなかった階段が負担になったり、ソファへの上り下りが難しくなったりします。

そのため、

・段差解消
・スロープ設置
・滑りにくい床
・トイレ動線の改善

などの工夫が重要になります。

人間のバリアフリーだけでなく、「ペットのバリアフリー」という考え方も今後ますます広がっていくでしょう。


ニオイ対策も永遠のテーマ

3位は

「ニオイ対策(29.9%)」

でした。

これも多くの飼い主さんが共感する部分ではないでしょうか。

毎日一緒に暮らしていると気づきにくいのですが、来客時などに初めて気付くケースもあります。

特に、

・トイレ周辺
・ペットの寝床
・湿気がこもる場所

などはニオイが発生しやすい場所です。

最近は住宅設備も進化しており、

・消臭機能付き壁材
・高性能換気システム
・空気清浄機
・調湿建材

などを組み合わせることで改善できるケースもあります。

新築時だけでなく、リフォームでも対応できることは意外と多いのです。


猛暑時代だからこその光熱費問題

今回の調査で注目したのが、

「光熱費削減(24.0%)」

という項目です。

人間だけなら外出中にエアコンを切る選択もあります。

しかしペットがいる家庭ではそうはいきません。

近年の猛暑では、留守中もエアコンを稼働させる家庭が増えています。

特に犬や猫は人間より暑さに弱い場合もあります。

「電気代は気になるけれど、ペットの命には代えられない」

そんなご家庭も多いでしょう。

だからこそ、

・断熱性能の向上
・窓の性能改善
・省エネ設備導入

はペットのためでもあり、家計のためでもあります。

実際に三豊市・観音寺市でも、内窓設置や断熱改修の相談は増えている印象です。


ペットのためなら投資する人は多い

調査によると、ペット関連費用の平均支出は月額13,200円。

さらに約7割が毎月1万円以上をペットに使っているそうです。

家族だからこそ、

「少しでも快適に」

「少しでも長生きしてほしい」

という気持ちになるのは当然です。

住宅に関しても同じで、

ペット対応の床材や設備への関心が高まっているのは、単なる流行ではなく、家族として迎えている証拠なのかもしれません。


家づくりの主役は人だけではない

以前は住宅を考える時、

「子ども部屋をどうするか」

「収納をどうするか」

が中心でした。

しかし今は、

「犬が走り回れる間取り」

「猫が上下運動できる空間」

「老犬・老猫になっても暮らしやすい家」

という視点も重要になっています。

実際に新築やリフォームの打合せでも、

「猫用のキャットウォークを付けたい」

「ペット専用スペースが欲しい」

「滑りにくい床にしたい」

というご要望は年々増えています。

住まいは人だけのための箱ではありません。

家族全員が快適に暮らすための場所です。

そしてその家族の中には、犬や猫たちも含まれています。

もし今、

「ペットの足腰が心配」

「ニオイが気になる」

「老後のために住まいを整えたい」

そんな悩みがあるなら、一度住まいの見直しを考えてみるのも良いかもしれません。

人にも優しく、ペットにも優しい家。

これからの住まいづくりには、そんな視点がますます大切になっていくのだと思います。


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【本日の一曲】
Yaya Bey – Blue

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