2025 06 07

香川県への移住を考えている方へ Vol.2「ちょうどいい街のサイズ感」

香川県の魅力は、穏やかな気候だけではありません。今回は、移住後の生活に直結する「街のサイズ感」についてお伝えしたいと思います。

香川県は、全国で一番面積が小さな都道府県です。(私がちいさい頃に大阪府に埋立でで面積抜かれましたw)そのため「小さな県」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、それは決して不便さを意味するものではありません。むしろ、暮らすには“ちょうどいい”サイズ感が魅力なのです。

たとえば県庁所在地の高松市。地方都市としての落ち着いた雰囲気を持ちながらも、百貨店・商業施設・病院・映画館など、生活に必要な都市機能はコンパクトにまとまっています。大きすぎず、でも小さすぎない。どこに行くにも移動が30分以内に収まることが多く、毎日の暮らしが本当にスムーズです。

また、中心部から少し車を走らせれば、のどかな田園風景や海、山が広がります。日常のすぐそばに自然がある、そんな暮らしが叶うのも香川県ならではです。朝は街中のカフェでコーヒーを飲み、午後から車で15分の海辺を散歩する——そんな二面性をもったライフスタイルが、決して特別なことではありません。

子育て世代の方には、「混雑が少ない」「保育園や小学校が徒歩圏にある」などのメリットも。通勤・通学のストレスが少ないので、家族との時間もゆったり確保できます。病院や公共施設も身近に点在していて、車を使えば15分圏内にだいたいの用事が済む、というのは移住された方からもよく聞く感想です。

また、香川県西部、いわゆる「西讃(せいさん)」エリアに目を向けてみると、観音寺市や三豊市といった、魅力あふれるまちが広がっています。

観音寺市は、歴史ある神社仏閣や、美しい海岸線、地元に根付いた商店街など、どこか懐かしくほっとする空気感が魅力。近年では、ゆったりとした時間を求めて都市部から移住される方も増えています。生活に必要な商業施設や医療機関もひと通り揃っており、自然と便利さのバランスがとれた「暮らしやすい地方都市」として注目されています。

お隣の三豊市は、移住関連のメディアでもよく紹介されるエリア。荘内半島や父母ヶ浜(ちちぶがはま)などの絶景スポットがある一方で、移住支援や子育て支援にも積極的です。特に農業やカフェ・宿泊業など、地域資源を活かしたライフスタイルに関心のある方には非常に相性が良い地域です。自然とともに自分らしく生きる、という選択肢が、現実のものとしてここにはあります。

また、都市圏からの移住者によく聞くのが「移動のしやすさに驚いた」という声。都心では1時間かけていた通勤が、香川では車で20分。電車やバスも適度に整備されており、日常の移動には全く困りません。渋滞も少なく、車社会とはいえストレスは非常に小さいのが特徴です。

さらに、香川県の強みとして挙げられるのが、アクセスの良さです。

県内の移動がしやすいだけでなく、他県へのアクセスも非常にスムーズ。高松自動車道を利用すれば、徳島・愛媛・高知といった四国の主要都市へは1〜2時間ほどで到着できますし、瀬戸大橋を渡れば倉敷・岡山へも1時間強、関西エリア・広島へも約3時間。JR特急を使えば、岡山駅からは新幹線で関西や九州方面へと簡単に移動できます。

このように、香川県の街のサイズ感は「人にも環境にもやさしい」ちょうどいいバランス。都会の便利さと地方の落ち着き、どちらも捨てがたい方にとって、まさに理想的な場所なのではないでしょうか。

移住先を考えるとき、「便利すぎても疲れるし、田舎すぎても不安…」という方には、香川県という選択肢をぜひ知っていただきたいと思います。毎日の生活に「無理がない」というのは、思った以上に大きな幸福感につながるものです。

香川での暮らしに、少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。

■■写真:高松市 商店街「高松丸亀町一番街前ドーム広場のドーム天井をのぞむ」

【本日の一曲】
君島大空 / 都合

君島大空 合奏形態 / Ohzora Kimishima Ensemble – tiny desk concerts JAPAN
https://youtu.be/S1uS12LJ0dg?si=0M-a_W6DJD3m3nFi