2026 09 14

AIは人類を滅ぼすのか? ──「地球の外から神様が見ていたら」

ふと、そんなことを考えてしまうニュースがありました。

もし地球の外から、誰かが人類の歴史をずっと眺めていたとしたら。

「また人間、ここから自滅していくんだよね」

なんて思っていたりするのでしょうか?

ちょっとSFっぽい話ですが、最近のAIをめぐるニュースを見ていると、そんなことを考えてしまいます。


人類は、そもそもどんな歴史を歩んできたのか

人類の歴史をものすごく大雑把に振り返ってみると、約700万年前にはヒトとチンパンジーの共通祖先から分かれ、二足歩行を始めたとされる人類が登場します。

約200万年前にはホモ属が現れ、道具を本格的に使うようになりました。

そして約30万~20万年前、現在の私たちと同じホモ・サピエンスが登場します。

そこから考えると、人類の歴史はものすごく長いようでいて、文明や科学技術が急激に発展したのは、ほんの最近のことです。

火を使い、道具を作り、農耕を始め、都市を作り、産業革命を起こし、コンピューターを生み、そして今、AIを作っている。

その進化のスピードは、過去とは比較にならないほど速くなっています。

そして今、そのAIそのものが「人類にとって最大級のリスクになるのではないか」と議論されています。


AIを作っている人たち自身が警告している

最近、AI開発企業アンソロピックの元研究者が、OpenAIやアンソロピックによるAI開発競争について強い警告を発しました。

さらに、同社のAI安全研究に携わる研究者からも、

「今後10年以内にAIが全人類を滅ぼす可能性が10%以上ある」

という、かなり衝撃的な見方が示されています。

もちろん、これは「10年以内に人類が滅亡する」と決まったわけではありません。

あくまで研究者個人のリスク評価です。

また、こうした警告には「AIへの規制を求めるためのPRなのでは?」という反論もあり、イーロン・マスク氏などがその発信方法や背景を疑問視しています。

つまり、専門家の間でも意見は割れています。

ただ、個人的に気になるのは、

「AIが危険だ」と言っている人の中に、実際にAIを開発している人たちがいる

ということです。

これは、ちょっと無視できない話ではないでしょうか。


シンギュラリティという「その先」

こうした話の中で出てくるのが「シンギュラリティ(技術的特異点)」です。

簡単に言えば、

AIが自分より優れたAIを作り、AI自身がAIを改良するようになる世界。

そうなれば、人間がAIの進化を理解したり、予測したりすることが難しくなる可能性があります。

2045年ごろにシンギュラリティが到来するという予測もありますが、もっと早い時期になるのではないかという意見もあります。

一方で、そもそもシンギュラリティが本当に起こるのか、AIが人間の知能を完全に超えるのかについては、当然ながら専門家の間でも意見が分かれています。

未来のことなので、誰にも正解は分かりません。


「AIが怖い」だけで終わらせていいのか

AIによって仕事がなくなる。

人間の能力を超える。

AIが制御できなくなる。

そんな話を聞くと、どうしても「怖いもの」という印象になります。

でも一方で、AIによって医療が飛躍的に進歩したり、難病の治療法が見つかったり、エネルギー問題や環境問題の解決につながったりする可能性もあります。

つまりAIは、

人類を滅ぼすかもしれない存在であると同時に、人類を救う可能性を持った存在でもある。

結局のところ問題は「AIそのもの」ではなく、

私たち人間が、どこまで賢くAIを扱えるのか

なのかもしれません。


地球の外から見ている「神様」がいたら

ここで最初の話に戻ります。

もし地球の外から神様のような存在が、人類の歴史をずっと見ていたとしたら。

「道具を作ったな」

「文明ができたな」

「科学が発達したな」

「お、ついに自分たちより賢いものを作り始めたぞ」

……そして、

「ん? ちょっと待て。自分たちより賢いものを、自分たちで競争して作ってるぞ」

なんて思っているかもしれません(笑)。

もちろん、そんな神様がいるかどうかは分かりません。

でも、人類はこれまで何度も「自分たちの力を超えるもの」を作ってきました。

そのたびに便利になり、豊かになり、同時に新しい問題も生み出してきました。

だからこそ、AIの時代に必要なのは、単純に「AIを止める」ことでも「AIに全部任せる」ことでもなく、

便利さと危険性の両方を理解しながら、どこまで使うのかを人間自身が考え続けること。

不動産の仕事でも、AIはすでに身近な存在になっています。

文章を書いたり、情報を整理したり、アイデアを出したり。

これから先、さらにできることは増えていくでしょう。

でも、最後に「これでいい」と決めるのは、まだ人間です。

……少なくとも、今のところは(笑)。

果たして人類は、AIを使いこなす新しい時代へ進むのか。

それとも、自分たちで作ったものによって、自分たちの歴史を終わらせてしまうのか。

未来から振り返ったとき、

「あの時、人類はちゃんと考えていたな」

と思われる選択をしていきたいものです。


◻︎◻︎Wired japan Anthropicを辞めたAI研究者が警告。「今後1、2年が人類にとって正念場」
  https://wired.jp/article/anthropic-researcher-quits-jacob-coxon-ai-fears-humanity/

  Forbus japan イーロン・マスク、「AIによる人類滅亡」を警告した元アンソロピック研究者を嘲笑
  https://forbesjapan.com/articles/detail/104496


【本日の一曲】
KRAFTWERK – MULTIMEDIA TOUR 2026

◻︎◻︎せとうち不動産 https://setouchi-fudosan.com/◻︎◻︎