2025 09 20

観音寺市「空き家リフォーム事業補助金」で空き家が生まれ変わる!

~せとうち不動産スタッフがわかりやすくご紹介します~

■空き家が新しい暮らしの舞台に

こんにちは、せとうち不動産です。
最近「観音寺市で空き家をリフォームして住みたい・活用したい」というお問い合わせが増えてきました。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、観音寺市が行っている「空き家リフォーム事業補助金」です。

観音寺市は、使われていない空き家を有効活用し、移住や定住を促すために「空き家バンク制度」を設けています。
その中でも「空き家リフォーム事業補助金」は、空き家バンクに登録された物件をリフォームしたり不要物を撤去したりする際に、市から補助金が交付される制度です。


■補助金の対象は?

大きく分けると、補助対象は2つです。

  1. 空き家のリフォーム工事
     空き家の修繕や補修、設備更新などにかかる費用を補助。
     補助額は対象経費の1/2、上限100万円。
  2. 不要物の撤去
     空き家を活用する際に不要となる家財や荷物の撤去費用を補助。
     補助額は対象経費の1/2、上限10万円。

「空き家バンクに登録された物件」であることが大前提です。
すでに補助金でリフォームなどを行った物件は対象外になります。


■リフォーム補助は「購入者のみ」、不要物撤去は「所有者・購入者どちらも可」

リフォーム工事の補助金は、空き家バンクに登録された物件を購入した人だけが利用できます。
所有者や賃借者の方は対象外ですのでご注意ください。

一方で不要物の撤去については、所有者(物件登録者)でも購入者でも申請可能です。
この違いを押さえておくとスムーズです。

≪利用可能補助金早見表≫

対象者リフォーム工事不要物撤去
所有者(登録者)×
購入者
賃借者××

■観音寺市内の業者に依頼が必須

工事をする業者は「市内に本店を置く事業者」であることが条件です。
せとうち不動産でもリフォーム・リノベーション工事おこなっています。もちろん観音寺市に本店を置く事業者です。

また、工事完了後には「令和8年2月末までに実績報告書を提出」する必要があります。
期日を過ぎると補助金が受けられなくなる可能性がありますので、スケジュールには余裕を持って進めることが大切です。


■補助の対象となる工事・撤去内容

  • 台所・浴室・トイレ・洗面所など水まわりのリフォーム
  • 内装の修繕、屋根のふき替え、外壁の補修
  • 物件内部の家財道具など不要物の撤去

対象外となるものもあります。

  • 外構設備(門、車庫、物置、カーポートなど)の改修工事
  • エアコンや照明など住宅構造の改修を伴わない機器類の購入・設置工事
  • カーテン、家具、調度品などの購入や設置工事
  • 納屋にある農機具、敷地内の岩や樹木などの撤去

「建物の中を住める状態に整えるための工事や撤去」が補助対象、というイメージです。


■申請に必要な書類

補助金申請には次の書類を揃えて提出します。

  • 補助金交付申請書(様式第1号)
  • 承諾書(様式第2号)
  • 所有権を確認できる書類(登記簿謄本など)
  • 空き家の売買契約書の写し(購入者の場合)
  • 観音寺市税の完納証明書
  • 補助対象事業の見積書
  • 工事予定箇所の現況写真

これらを「ふるさと活力創生課」へ提出します。
リフォームの場合は必ず交付決定後に着工しなければなりません。
着工後の事後申請は受付できませんので注意してください。


■申請時の注意点

  • 令和8年2月末までに補助対象事業が完了していることが条件。
  • 購入者が申請する場合は、購入した物件の住所に住民票を移し、3年以内に転居・転出しないことが条件。
  • 所有者等が補助金交付後3年以内に空き家の取壊しや登録取りやめをした場合、補助金が取り消される可能性があります。

こうした要件は補助金の「後戻り防止策」として設けられています。
市としても「せっかく補助したのに、すぐ壊されてしまった」という事態を防ぐためですね。


■せとうち不動産からのアドバイス

私たち「せとうち不動産」でも、空き家バンク登録物件やリフォーム相談を日常的に受けています。
実際にお客様から多いご相談は、

  • 「購入後にどのくらいリフォーム費用がかかるか見積もりたい」
  • 「補助金を使ってどの程度の改修ができるのか知りたい」
  • 「地元の信頼できる工務店を紹介してほしい」
    といった内容です。

観音寺市の空き家リフォーム事業補助金は、こうしたお悩みを解決する力強い制度。
補助金を活用することで、思ったよりも低コストでリフォームが可能になり、移住や投資、二拠点生活など幅広い選択肢が生まれます。


■空き家活用は「地域の未来づくり」

空き家は放置されると老朽化し、防犯や景観の問題にもつながります。
一方で、リフォームして活用すれば「新しい住まい」や「店舗・オフィス」など地域の資源になります。
観音寺市が補助金制度を設けている背景には、そんな“地域の未来づくり”への思いがあります。

せとうち不動産も「住まいの再生」を通じて地域の活性化をサポートしたいと考えています。
「空き家をどう活かせばいいかわからない」という方は、まずご相談ください。
補助金制度の活用方法やリフォームの進め方について、一緒に考えていきましょう。


■まとめ

  • 観音寺市「空き家リフォーム事業補助金」は、空き家バンク登録物件のリフォーム・不要物撤去に使える制度
  • リフォーム補助は購入者のみ、不要物撤去は所有者・購入者どちらも可
  • 市内業者の施工が条件、令和8年2月末までに完了報告が必要
  • 事前申請と書類準備が重要
  • 空き家活用は地域の未来づくりにもつながる

「空き家をリフォームして暮らしたい」「移住を検討している」「古民家を活用した店舗を作りたい」——そんな方にとって、この補助金制度は大きなチャンスです。
せとうち不動産では、観音寺市や香川県の制度を踏まえたご提案が可能ですので、気になる方はお気軽にご相談ください。

観音寺市の空き家が生まれ変わり、地域がもっと元気になる未来を、私たちも楽しみにしています。


【本日の一曲】
Soul II Soul – Keep On Movin’