酷暑・インフレ時代に「自家消費型 太陽光発電」のお問合せ増えてます

「自家消費型太陽光発電パネル」導入の現場から
ここ数年、日本の夏は「酷暑」という表現が当たり前になり、エアコンなしでは過ごせない日々が続いています。さらに、食料品や日用品、公共料金などあらゆるものが値上がりし、生活費の負担感は年々増しています。こうした背景から、**「自家消費を目的とした太陽光発電パネル設置」**への関心が急速に高まっています。
私たちのもとにも、個人のお客様・法人様問わず多くのご相談が寄せられており、現場調査から打ち合わせ、設置工事まで幅広く対応しています。
個人・法人、それぞれの目的と設置スタイル
太陽光発電と聞くと「住宅の屋根に取り付けるもの」というイメージをお持ちの方も多いですが、最近では法人様からの相談も増えています。
- 個人のお客様:ご自宅の光熱費削減、自家消費による長期的な安心感
- 法人様:事務所や倉庫など大規模屋根を活かした設備投資、節税効果や環境配慮イメージの向上
それぞれの目的に合わせ、最適なシステム設計を行うことが重要です。
設置の流れ:データ確認から試算表のご提案まで
導入を検討する際、私たちはいきなり「このプランがいいです」とは申しません。まずは以下のようなプロセスで現状把握を行います。
- 電気使用量データの確認
どのくらい電気を使っているか(1年間の使用料のデータをご用意頂いています)を把握し、自家消費効果や売電効果を試算します。 - 屋根の現地調査
・どれくらいのパネルを設置できるか
・取り付け可能かどうか
・付帯工事(補強・配線など)の必要性 - お見積り・試算表のご提案
発電量、コスト、投資回収期間などを明確にした資料をご提示します。
これにより、導入後の電気代削減効果や投資回収までの期間がイメージしやすくなります。
設置費用の考え方:現金かローンか
太陽光発電は導入時のコストがかかるため、資金計画が重要です。
現金で設置するのも良いですし、ローンで費用を当てるのも良いというのが私たちの考え方です。たとえば:
- 現金で設置する場合:NISAなどの運用資金と比較しながら、安定したリターンを期待できる。
- ローンで設置する場合:金利の低いローンを活用し、資金を他の運用や事業に回すことができる。
また、個人のお客様であれば住宅ローンの見直し(借り換え)を合わせて行うことで、建物本体の金額とまとめて借り入れることが可能です。こうすることで、通常のリフォームローンより長い期間で借入でき、月々のランニングコストを抑える効果も期待できます。
法人様の場合:設備投資+節税効果も
法人様にとって、太陽光発電パネルの設置は単なる「経費削減」だけでなく、設備投資・節税効果という観点からも注目されています。
特に倉庫や工場など、屋根面積が広い施設では発電容量も大きく確保できるため、自家消費分を大幅に増やせる可能性があります。
さらに、企業の「脱炭素」への取り組みが評価される時代ですから、環境意識の高さをPRできる点もメリットです。
「10年間の電気代を前払いした」のと同じ効果も
家庭用の10kW以下の発電規模の場合、太陽光発電によって自家消費と売電を組み合わせることで、**「10年間の電気代を前払いしたのと同じ効果」**が得られます。
産業用の10kW以上の規模であれば20年間の売電契約も可能ですが、現在は申請が煩雑になっており、手間や時間がかかるため、10kW以下の導入が現実的なケースも多くなっています。
自家消費型太陽光発電のメリットを整理
- 電気代の削減:長期的に電気代を抑えることができる
- エネルギー価格変動への備え:インフレや燃料費高騰の影響を軽減
- 環境への配慮:CO₂排出削減、企業イメージ向上
- 投資回収後のメリット:発電量が安定していれば、ほぼ無料の電力を得られる期間が続く
- 非常時の備え:蓄電池との併用で停電時も電力が確保できる
よくあるご質問
Q. 売電価格が下がっていると聞きますが?
→ 売電単価は下がっていますが、その分「自家消費」に回すメリットが増しています。電気代が上がっている今こそ、自家消費型が有利です。
Q. 蓄電池も一緒に導入した方が良いですか?
→ 夜間の使用や停電対策を重視する場合はおすすめです。昼間の発電を貯めて使えるため、自家消費率が上がります。
まとめ:電気代の先行き不透明な時代にこそ「自家消費型」へ
エネルギー価格の高騰、インフレ、そして猛暑。これからの日本では、電気料金が上がる要因はあっても下がる要因はなかなか見当たりません。
そんな中、太陽光発電パネルを自家消費目的で導入することは、**「未来の電気代を今のうちに確保する」**賢い選択肢と言えるでしょう。
私たちは、個人様・法人様それぞれのニーズに合わせて、現状調査から資金計画、設置工事、アフターフォローまで一貫してサポートしています。まずは電気使用量データと屋根の状況をお知らせいただき、どのくらいの効果が見込めるか一緒に試算してみませんか?
長期的な視点で見れば、太陽光発電は家計や事業に安心と安定をもたらす「頼れるパートナー」になるはずです。
【本日の一曲】
Masayoshi Takanaka – TAKANAKA sideB