2025 10 08

「かがわマラソン」——県民枠も一般枠もはわずか1時間半で完売、その人気の理由とは?

ついに香川県にも、全国規模のフルマラソン大会が誕生します。
その名も「かがわマラソン」。
来年3月の開催を前に、先日一般枠のエントリー受付が始まりましたが——驚くことに、県民優先枠に続き一般枠もわずか1時間半で定員に到達。すぐに受付終了となりました。

県民優先枠を取り逃がしたこともあって、エントリー開始時刻にはスマホ片手に構えてましたw
アクセス殺到でかなり繋がりにくかったですが、なんとか出場権をゲット。
「先着順」というのは本当に恐ろしいですね。
姫路のフルマラソンの事をもう忘れてしまってました。。。

ニュースでも話題になっていましたが、この「かがわマラソン」は香川県初となる本格的な市民フルマラソン
「うどん県」らしく、地元の特産品や観光地をコースに組み込み、県全体で盛り上げようというプロジェクトです。
すでにSNSでは「出たかったけど間に合わなかった」「次こそは走りたい!」という声が続出しており、その注目度は全国的にもかなり高いようです。


■ 県民枠が90分で終了——香川県民の熱量がすごい!

県民優先枠の定員は3,000人。
8月末にエントリーがスタートしましたが、受付開始からわずか90分で満員御礼
マラソン大会のエントリーサイト「RUNNET」もアクセスが集中し、一時的に接続しづらい時間帯もあったほどです。

それほどまでに香川県民の関心が高かったのは、「ようやく香川にもフルマラソンができた」という思いがあったからでしょう。
これまで香川県内では「丸亀国際ハーフマラソン」や「小豆島オリーブマラソン」といった大会はありましたが、**フルマラソン(42.195km)**の大会は存在しませんでした。

岡山や徳島、愛媛、高知ではすでにフルマラソン大会が定着しており、香川だけが“空白地帯”だったのです。
そのため、県民にとって「ついに地元でフルを走れる!」という喜びはひとしおだったのだと思います。


■ 一般枠も瞬殺——全国のランナーからも注目の的

私が申し込んだ一般枠(定員7,200人)も、県民枠と同様に1時間半ほどで受付終了
全国からのアクセスが殺到した結果、こちらもかなりの“クリック合戦”になったようです。

SNSでは「開始5分でつながらなかった」「エントリーできたけど決済で落ちた」などの報告もあり、人気大会さながらの盛り上がりを見せました。
それもそのはず——大会の魅力は、単なる「香川県での初フルマラソン」だけではないのです。


■ 大会の主催と目的——「香川を走って感じる」県民参加型イベント

「かがわマラソン」は単なるスポーツイベントではなく、地域全体の活性化を目指す取り組みでもあります。

先日完成してすでに大評判の「あなぶきアリーナかがわ」スタート・ゴールに設定したコースになっています。四国の玄関口高松市の中心地を走り抜けていく魅力的なイベントで、県民総出のフェスティバル的な大会になることが期待されています。
NHKや民放各局も特集を組んでおり、すでに開催前から注目度は全国区。

香川県としても、「丸亀国際ハーフマラソン」「と並ぶスポーツブランドの確立を目指しています。


■ 初開催の課題——交通規制やボランティア体制

もちろん、初めてのフルマラソン開催には課題もあります。
交通規制の広範囲化、ボランティアの確保、地元住民の理解など、運営側には相当な準備が求められます。

フルマラソンは42.195kmという長い距離を通行止めにする必要があるため、生活道路への影響も避けられません。
しかし、岡山マラソンや愛媛マラソンでも同じ課題を乗り越えてきたように、地元が一体となれば十分に成功できるはずです。

むしろ、香川の人の温かさやコンパクトな地形を活かして、全国でもっとも応援が近い大会になるかもしれません。


■ ランナーとしての個人的な思い

私自身、これまで全国各地のマラソン大会に参加してきましたが、「地元で走る」というのは特別な体験です。
応援してくれる顔が知っている人だったり、給水で見たことのあるお店のスタッフがいたり——それだけで、何倍も力が出ます。

香川県のランナーにとって、これほど誇らしい大会はありません。
「うどん県」のランナーたちが一斉にスタートラインに立つ日を想像すると、今から胸が熱くなります。

トレーニングのモチベーションも一気に上がり、SNSのランニング仲間たちも「香川で初マラソンデビューしたい」と盛り上がっています。


■ 「マラソンで香川を元気に」——地域への波及効果も期待

全国的に見ると、マラソン大会が地域経済に与える影響はとても大きいと言われています。
宿泊、飲食、交通、観光など、参加者や応援者が動くことで地域に経済効果をもたらします。

特に香川の場合、県外から来るランナーが「マラソンついでに小豆島や直島に寄る」「うどん巡りをする」といった観光需要も生まれるでしょう。
また、子どもたちが沿道で応援したり、地域ボランティアとして関わることで、スポーツ文化の裾野を広げるきっかけにもなります。


■ 「香川がひとつになる日」

「かがわマラソン」は、単なるスポーツイベントではなく、香川県が一体となる新しい記念日になるはずです。
ランナー、ボランティア、応援する地域の人々——それぞれが自分の立場でこの大会に関わることで、香川という小さな県に大きな絆が生まれる。

県民枠が90分で埋まったのは、その“熱”の表れでしょう。
これほどまでに地元を走りたいと願う人がいるということ、それ自体が香川県の誇りです。

私自身も、ランナーとしてこの歴史的な第一回大会を全力で楽しみたいと思います。
讃岐の風を感じながら、瀬戸内海を背に——あのゴールテープを切る瞬間を、今から心待ちにしています。

◻︎◻︎出典:かがわマラソン(公式)
     https://kagawa-marathon.com/

     香川県 かがわマラソン2026マラソン一般枠、高松ファンラン(約3km・約1km)へのエントリー者数が定員に達しました!
     https://www.pref.kagawa.lg.jp/kouryu/marathon/pr/20251006pr.html

【本日の一曲】
Common – Be