ZEHってなに?定義見直しの話もふまえてご紹介します

こんにちは。今回はちょっと耳慣れないけど、最近よく聞くようになった「ZEH(ゼッチ)」についてのお話です。
“ゼッチ”という呼び方自体が特殊ですよね。
先日(2025年5月12日)、経済産業省からこのZEHの定義を見直す案が発表されました。
「そもそもZEHって何?」という方にもわかりやすく、基本からお話ししていきます。
ZEH=エネルギーの自給自足を目指す家?
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(Net Zero Energy House)」の略称です。
簡単に言うと、「家の中で使うエネルギーと、太陽光発電などでつくるエネルギーがプラマイゼロになる家」のこと。
もう少し詳しく言うと、家庭内での冷暖房、照明、給湯などのエネルギー消費を少なくして、その分を太陽光などでまかなう、という考え方です。
「エネルギーをなるべく使わないで、それでも足りない分は自分でつくる」――これがZEHの基本です。
具体的にはどんな工夫がされてるの?
ZEH住宅には、いくつかの特徴があります。
- 断熱性能が高い:魔法瓶のように、夏は涼しく冬は暖かく。冷暖房の効率が良くなります。
- 高効率の設備機器を使う:エコキュートやLED照明など、電気をなるべくムダにしない機器を採用。
- 太陽光発電を載せる:自宅の屋根で電気をつくります。蓄電池を組み合わせることもあります。
こういった工夫で、家の「エネルギー収支ゼロ」を目指していくんですね。
国もZEHを推進中!
日本では、環境への配慮と省エネを推進するため、国がZEHを積極的に後押ししています。
補助金制度も整っていて、ZEH基準を満たした家には一定額の補助が出る場合もあります。
住宅ローンの優遇や税制面での支援もあるので、「ZEH仕様の家を建てたい」と思っている方は一度調べてみるといいかもしれません。
5月に発表された定義見直しとは?
さて、そんなZEHですが、2025年5月12日に経済産業省の総合資源エネルギー調査会から「ZEHの定義を見直しますよ」という案が発表されました。
これまでのZEHは、主に「断熱・省エネ・創エネ(つくるエネルギー)」のバランスがポイントでした。
今回の見直しでは、断熱等級6取得やさらなる一次エネルギー消費削減などの省エネ性能の向上が求められてます。、
戸建住宅では、蓄電池と高度エネルギーマネジメント も要件に追加され、時代に合わせた「より進化したZEH」へとステップアップしようという動きです。
最後に:ZEHはこれからの住まいのスタンダードに?
ZEHは、「エコなだけじゃなく、快適で光熱費も安くなる」家。
将来的には新築住宅は「どの家もZEHレベルが当たり前」になるとも言われています。
せとうち不動産でも、ZEHに関するご相談や、対応可能な土地・建物のご提案もしています。
ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、「将来の暮らしを考える上での選択肢の一つ」として、ぜひ気軽に知っていただけたら嬉しいです。
【本日の一曲】
Dego & The 2000 Black Family / Don’t Stop (Let It Go)