2025 06 10

1年ぶりの人間ドッグ、そして糖質疲労というお話

昨日、1年ぶりに人間ドッグを受けてきました。40歳を超えてからは毎年の恒例行事です。タバコは吸わず、お酒も飲まず、ランニングを日課にしているという、いわゆる「健康志向タイプ」。自分で言うのもなんですが、健康か不健康かと聞かれれば、たぶん間違いなく健康なほうに入ると思います。

今回も検査結果の速報値の説明を聞く限り、大きな異常はなし。ホッとしたのも束の間、毎年のように指摘される項目があります。そう、「逆流性食道炎」です。

胃カメラの検査で、今年も軽い炎症が見つかりました。原因に心当たりはあります。僕は食後、すぐに眠くなって横になってしまうことが多いんです。そのとき、胃液が逆流して食道を刺激してしまうようです。

さらに、最近気になっているのが「食後の強烈な眠気」。これ、おそらく食後の血糖値の急上昇が関係しているのではないかと考えています。人間ドッグでは空腹状態で検査を受けるため、食後の血糖値の変動まではわかりませんが、日常の感覚としては「食べたあとすぐにだるくなる・眠くなる」という状態がよく起きています。

そんな中で注目しているのが、「糖質疲労」という最近の栄養学的な考え方です。

糖質疲労とは、糖質の過剰摂取によって血糖値が急激に上がり、その後インスリンの働きで急降下することによって起こる、いわば「血糖値のジェットコースター」のような状態です。この急激な変動が原因で、食後の強い眠気、だるさ、集中力の低下などが起こると言われています。

放っておくと、この状態が慢性化し、やがて糖尿病や高血圧、心臓病、脂質異常症といった生活習慣病へとつながってしまう恐れもあるそうです。まさに「メタボリック・ドミノ」の入り口ですね。

逆流性食道炎にしても、糖質疲労にしても、日々の食習慣や生活リズムが深く関係しています。今後は、食後すぐに横にならないよう気をつけるとともに、糖質の摂り方にも気を配っていこうと思います。たとえば、白米やパンを少し減らして、野菜やタンパク質を先に摂る「ベジファースト」のような工夫を取り入れるのも一つかもしれません。

年齢を重ねるごとに、「何も異常がない」ことのありがたさが身に染みます。ちょっとした違和感も見過ごさず、自分の体の声に耳を傾けながら、無理せず心地よく過ごせる日常を作っていきたいですね。

【本日の一曲】
KAYTRANADA feat. H.E.R. / Intimidated