【2026年8月25日開催】豊稔池の「ゆる抜き」が決定!今年も観音寺の夏の風物詩へ
観音寺市大野原町の夏の風物詩として知られる、「豊稔池のゆる抜き」。
毎年7月下旬から8月上旬頃に行われることが多いのですが、今年は少し遅めの開催となりました。
そして先日、ついに2026年の開催日時が決定。
2026年8月25日(火)午前9時から、8月26日(水)正午頃まで
今年も豊稔池から豪快に水が放たれる光景を見ることができそうです。
観音寺市周辺にお住まいの方はもちろん、県外からも見物に訪れる人がいるほどの迫力ある「ゆる抜き」。
今回は、そんな豊稔池のゆる抜きについて、少し詳しくご紹介します。
2026年の豊稔池「ゆる抜き」は8月25日!
今年の「豊稔池のゆる抜き」は、
日時:2026年8月25日(火)午前9時~8月26日(水)正午頃
となっています。
ただし、終了時刻については天候などの状況によって変わる場合があります。
場所は、
豊稔池遊水公園
香川県観音寺市大野原町田野々1050 https://maps.app.goo.gl/HT3a7QF5yUnFEp2D7
です。
なお、駐車場には限りがあります。
見物を予定されている方は、できるだけ乗り合わせたり、混雑する時間帯を避けたりするなど、周辺の交通への配慮も必要です。
※※2025年の様子です
今年はなぜ8月25日になった?
豊稔池の「ゆる抜き」と聞くと、「毎年○月○日に開催されるイベント」というイメージを持っている方もいるかもしれません。
実は、そうではありません。
豊稔池のゆる抜きは、下流にある井関池の貯水量などを見ながら実施時期が決められます。
今年は梅雨の時期に十分な雨が降ったものの、その後の暑さと干天によって井関池の貯水率が低下。
当初は8月10日に「お知らせ」が出されたものの、下流の井関池が満水だったことから、この時点では「日程は未定」とされていました。
そして8月19日、正式に8月25日の開催が決定。
つまり、豊稔池のゆる抜きは、単なる夏のイベントではなく、地域の農業用水を支えるために必要な水の管理の一環なんですね。
そもそも「ゆる抜き」って何?
「ゆる抜き」とは、ため池の**「ゆる(取水栓)」を開けて水を放流すること**です。
豊稔池の場合、一般的なため池のゆる抜きとは少し違った役割があります。
豊稔池から放たれた水は、下流にある井関池へと送られます。
つまり、豊稔池の水をそのまま農地へ配るというより、下流の井関池に水を補給する役割を担っているのです。
井関池の貯水量が減ってくるタイミングで豊稔池の水を放流し、その後、雨量や貯水量などを見ながら配水量を調整していきます。
香川県の農業にとって、ため池は本当に重要な存在。
「ゆる抜き」という言葉だけ聞くと、観光的なイベントのようにも感じますが、その背景には地域の農業を支える大切な水管理があります。
毎秒4トン!迫力の「水のカーテン」
豊稔池のゆる抜きが多くの人を惹きつける理由は、なんといってもその迫力です。
豊稔池堰堤から放たれる水は、毎秒4トンともいわれ、巨大な石積みの堰堤から一気に流れ落ちます。
さらに、今回のゆる抜きでは、向かって右端にある上樋も開けられる予定。
大量の水が白い水の絨毯のようになって流れ落ちる姿は、まさに圧巻です。
普段の静かな豊稔池を知っている人ほど、その姿とのギャップに驚くのではないでしょうか。
「豊稔池堰堤」は全国的にも貴重な存在
そして、豊稔池の魅力は水の迫力だけではありません。
水をせき止めている豊稔池堰堤そのものが、とても珍しい建造物なんです。
豊稔池堰堤は昭和4年に完成。
堤長は約128~145m、高さは約30mにも及びます。
特徴的なのが、緩やかな曲線を描く独特の形状。
「マルチプルアーチダム」と呼ばれる構造を採用しており、石積みで造られた巨大な堰堤は、まるでヨーロッパの古城のような雰囲気があります。
大正15年に着工し、地元の農家を中心とした作業班も工事に携わり、約3年8カ月をかけて完成しました。
現在では、その歴史的・技術的価値が評価され、2006年に国の重要文化財に指定されています。
「ため池」という言葉から想像する普通の池とは、ちょっとスケールが違います。
豊稔池は今も地域の農業を支える
豊稔池の貯水量は約159万㎥。
柞田川西岸に広がる約530haの水田を潤すための重要な農業用水源となっています。
そして、この地域は全国有数のレタス産地としても知られています。
つまり、豊稔池は歴史的な建造物であると同時に、**現在進行形で地域の農業を支えている「現役のため池」**でもあります。
そう考えると、毎年見る「ゆる抜き」の風景も、少し違って見えてくるかもしれません。
今年は少し遅めの「ゆる抜き」
例年は7月中旬から下旬頃に行われることが多い豊稔池のゆる抜き。
今年は梅雨時期に雨量が多かったこともあり、開催時期が例年より遅くなりました。
そして、8月に入ってからの暑さと雨の少なさによって井関池の貯水率が低下し、今回の日程が決定。
8月25日(火)午前9時。
今年も豊稔池に、あの豪快な水が流れます。
観音寺市に住んでいる方なら、一度は見ておきたい夏の風景ではないでしょうか。
私自身、観音寺で不動産や建築に携わっていますが、こうした地域の風景を見ていると、住宅や土地だけではなく、その土地で暮らすために欠かせない「水」や農業、歴史まで含めて地域なんだなと改めて感じます。
豊稔池を訪れる際は、迫力ある放水だけでなく、ぜひその背後にある100年近い歴史にも注目してみてください。
2026年8月25日。
今年の夏も、豊稔池に白い水のカーテンが現れます。
◻︎◻︎観音寺市観光協会 【日時決定】豊稔池のゆる抜きについて|2026年8月25日(火)
https://kanonji-kanko.jp/news/20260825hounenike-yurunuki/
農林水産省 豊稔池堰堤
https://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/museum/m_bunka/yuukei14/index.html
【本日の一曲】
Lamp – Yume Utsutsu
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