2026 08 12

生成AIは「答えを出す道具」から「一緒につくる道具」へ   アイドル宮本佳林さん 〜 実写たけしの挑戦状  

生成AIが一般に広く知られるようになって、少し時間が経ちました。

ChatGPTに文章を書いてもらったり、画像を作ってもらったりすることは、今ではそれほど珍しいことではありません。

私自身も生成AIを使う機会がありますが、最近になって特に感じるのが、AIを使った「ものづくり」のレベルがかなり上がっているということです。

単純に質問をして答えをもらうだけではなく、「こんなものを作りたい」と伝えると、AIと一緒に実際の仕組みや作品を形にしていく。

そんな使い方が、いよいよ現実的になってきました。


コードを書けない人が10時間の配信システムをつくる

最近、非常に興味深い事例がありました。

歌手の宮本佳林さんが、プログラミング経験がほぼないにもかかわらず、生成AIを活用して10時間にわたるYouTube生配信のシステムを自ら構築したというものです。

2026年7月31日に行われた企画では、CDの購入報告や応援投稿の数に応じて、衣装やメイクなどが解禁されていく仕組みを採用。

そのために、

・リアルタイムで数字を表示するゲージ
・スマートフォンなどから操作できる管理画面
・Xの投稿数を取得する仕組み
・AIによるMV再現度の採点システム

などを用意したそうです。

驚くのは、本人がコードを1行も書いていないということ。

AIコーディングツールに「こういう機能が欲しい」「こう動いてほしい」と日本語で伝え、エラーが出れば、その内容をAIに伝えて修正していく。

つまり、プログラミングそのものよりも「何を作りたいのか」を言葉にすることが重要になっているわけです。

これは、かなり大きな変化だと思います。


AIは「便利な検索道具」ではなくなってきた

これまでAIというと、「質問すると答えてくれるもの」というイメージが強かったと思います。

しかし現在は、

「こんなシステムを作りたい」
「こういう画像を作りたい」
「こんな動画にしたい」
「この仕事を効率化したい」

と伝えることで、実際の制作物に近いところまで一緒に進められるようになってきました。

もちろん、AIに任せれば何でも自動的に完成するわけではありません。

宮本さんの事例でも、支払い方法やSNSの投稿数取得、カメラや配信ソフトとの接続など、さまざまなところで試行錯誤があったそうです。

それでも、専門知識がなければ「そもそも作ろう」と思わなかったものを、自分で形にできる

ここに生成AIの大きな可能性があるように感じます。


昔のゲームまで「実写映画」にしてしまう

もう一つ面白いのが、生成AIを使った映像制作です。

1980年代のファミコンソフト「たけしの挑戦状」を、もし当時の日本映画として制作していたら……という設定で、AIによって実写映画風の映像を作る試みが話題になっています。

また、「ゼビウス」を1970年代の特撮・SF映画のような雰囲気で表現するAI映像も登場しています。

これまでなら、映画を一本作ろうと思えば、俳優、スタッフ、撮影場所、機材、編集など、非常に大きなコストが必要でした。

それが生成AIによって、頭の中にある「こんな映像が見てみたい」を、個人でもかなり具体的な形にできるようになってきています。

もちろん、権利関係やAI生成物の扱いなど、これから考えていかなければならない問題もあります。

それでも、「こんなものがあったら面白い」というアイデアを、実際に人に見せられる作品へ変換できることの意味は大きいでしょう。


重要なのは「AIを使える人」より「何を作りたいか」

今回の話で一番面白いと思ったのは、AIそのものよりも、AIを使う人間側の「発想」がより重要になってきていることです。

「AIがすごいから何でもできる」という話ではありません。

何を作りたいのか。

誰に使ってほしいのか。

どう動いてほしいのか。

どこを便利にしたいのか。

こうしたことを具体的に考え、それをAIに伝える。

その繰り返しによって、これまで専門家にしかできなかったことが、少しずつ自分たちの手の届くところに降りてきています。

これは不動産や建築の仕事でも、決して他人事ではありません。

物件紹介、広告、画像制作、資料作成、業務効率化など、AIを使える場面はこれからさらに増えていくでしょう。

生成AIは、単なる「便利な道具」ではなく、自分のアイデアを形にするための新しい相棒になりつつある。

最近のAIを見ていると、そんな時代が本当に始まっているのだな、と感じます。

そしてこれからは、「AIに何を聞くか」だけでなく、**「AIと一緒に何を作るか」**が、ますます面白くなっていくのかもしれません。


◻︎◻︎Amebaブログ 宮本佳林 かりんの頭の中
  https://ameblo.jp/miyamotokarin-official/entry-12974432505.html


【本日の一曲】
Nic Fanciulli – Movin’ On (Original Mix)

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