んー、値上げ多いですね…という現場のリアル
正直なところ「またか…」というのが本音ですが、今回は少し次元が違う印象です。建築・不動産の現場にいると、ここ最近の値上げラッシュは“いよいよ来たな”という感覚があります。
これまでも材料費の上昇はありましたが、今回の特徴は「幅」と「範囲」。一部の資材だけではなく、ほぼすべての建材に影響が出ているのがポイントです。
シーリング材・接着剤…値上げの波が止まらない
今回発表されている内容を見ると、シーリング材・接着剤・塩ビ製品・溶剤系など、現場で日常的に使う材料が中心です。
しかも値上げ幅は、
・10%以上
・20%以上
・30%以上
・中には40%以上
と、かなりインパクトのある水準です。
ここまでくると単なる価格改定ではなく、「前提条件が変わった」と考えるべき状況になっています。
原因は“原油”だけではない
ニュースでは「原油価格の上昇」と一言でまとめられがちですが、実際にはそれだけではありません。
ポイントは「ナフサ(石油化学の原料)」です。
建築資材の多くはこのナフサをもとに作られています。つまり、
・シーリング材
・接着剤
・塩ビパイプ
・断熱材
・塗料
・梱包資材
など、あらゆるものが影響を受けます。
さらに中東情勢の影響で供給自体も不安定になっており、「価格上昇」と「供給不安」が同時に起きているのが今回の特徴です。
メーカーも限界…“自助努力の限界”という言葉
各メーカーの発表で共通しているのが、「自助努力の限界」という表現です。
これまでは、
・コスト削減
・生産効率の向上
・代替材料の検討
などでなんとか吸収してきましたが、今回はそれを超えてしまったということです。
つまり、値上げは“企業の都合”ではなく、“構造的に避けられない状況”になっています。
現場で起きている変化
では、この影響が実際の現場でどう出ているか。
まず一番大きいのが「工事費の上昇」です。
材料費が上がれば、その分はどうしても工事費に反映されます。
次に「工期の不透明化」。
材料の入荷が遅れることで、工事全体のスケジュールが読みにくくなっています。
さらに「計画の見直し」。
予算オーバーや納期の問題で、内容を変更するケースも増えてきています。
「待つ」という選択は正解か?
こういう状況になると、「少し様子を見よう」と考える方も多いと思います。
ただ、ここは慎重に判断する必要があります。
なぜなら、
・情勢が長期化する可能性がある
・一度上がった価格は戻りにくい
という特徴があるからです。
過去のオイルショックでも同様に、一時的な落ち着きはあっても、価格が元に戻ることはほとんどありませんでした。
これからの時代に必要な考え方
では、どうすればいいのか。
これから重要になるのは「いつやるか」よりも「どうやるか」です。
例えば、
・優先順位を決めて段階的に進める
・仕様を見直してコストバランスを取る
・複数の選択肢を持って判断する
といった柔軟な対応が求められます。
厳しい時代だからこそ“判断力”が重要
今回の値上げは、避けられない流れです。
ただ、その中でどう動くかによって結果は大きく変わります。
・今やるべきか
・内容を見直すべきか
・少し待つべきか
正解は一つではありませんが、「状況を理解したうえで判断すること」が何より大切です。
現場としても、単に工事をするだけでなく、この状況の中でベストな選択をご提案していくことが重要だと感じています。
今後も動きは変わっていきますので、リアルな情報をもとに随時発信していきます。
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
◻︎◻︎新建ハウジング 値上げ関連情報
https://www.s-housing.jp/archives/417935
【本日の一曲】
Pino D’Angiò – Okay okay
◻︎◻︎せとうち不動産 https://setouchi-fudosan.com/◻︎◻︎