2026 05 11

丸亀城の木が「薪」に。  

石垣を守る伐採木が、暮らしのエネルギーへ変わる面白さ

先週の「丸亀お城まつり」も大盛況だった、香川県民にとって身近な存在である丸亀城。

現存12天守のひとつとして知られ、日本一高い石垣を持つ名城でもあります。

そんな丸亀城で今進められているのが、「石垣保全」のための大規模な整備工事。

そして今回、その工事の中で伐採された木々が、“薪”として無料配布されることになりました。

キャンプ好きや薪ストーブユーザーにはかなり嬉しいニュースですが、個人的にはこの話、「エネルギー」と「循環」を考える面白い出来事だなと思っています。


丸亀城の石垣を守るための伐採

丸亀城では、2018年の豪雨や台風の影響で石垣が大規模に崩落しました。

ニュースで見た方も多いと思いますが、あの美しい石垣が大きく崩れた姿はかなり衝撃的でした。

現在は2031年までという長い工期をかけ、総事業費86億円規模で復旧工事が進められています。

その中で問題となるのが、石垣周辺に生える樹木。

木は自然のものですが、根が石垣の隙間に入り込むことで、石を押し広げたり、水の流れを変えたりして、石垣の変形や破損を引き起こす原因になります。

つまり、「お城を守るために木を伐採する必要がある」ということ。

少し切ないですが、文化財を未来へ残すためには必要な作業なんですね。


その木を「捨てない」という選択

今回面白いなと思ったのは、その伐採木をただ処分するのではなく、「薪」として市民に無料配布すること。

これはすごく良い循環だと思います。

木は元々、太陽エネルギーを蓄えた存在。

植物は光合成によって太陽のエネルギーを吸収し、長い年月をかけて成長しています。

薪を燃やすということは、言い換えれば、

「木に蓄えられた太陽エネルギーを取り出す」

ということでもあります。

最近は電気やガスが当たり前すぎて、エネルギーの“実体”を感じることが減りました。

でも焚き火って、すごく原始的で分かりやすいエネルギー体験なんですよね。

火がつく。
熱が出る。
料理ができる。
暖が取れる。

人類が何千年も付き合ってきたエネルギーそのものです。

しかも今回は、“丸亀城の木”。

ただの薪じゃない。

歴史あるお城を守るために伐採された木が、キャンプの焚き火や薪ストーブとして再び役目を持つ。

ちょっとロマンがあります。


キャンプ好きにはかなり魅力的

最近はキャンプブームもあって、「薪」は意外と高いです。

今回配布されるのは、1世帯あたり「みかんコンテナ3杯程度」。

結構な量です。

もちろん木の種類やサイズは選べませんし、虫が付いている場合もあるとのことですが、それも自然の薪らしさ。

キャンパーさんならむしろ嬉しいかもしれません。

「丸亀城の薪で焚き火する」

というだけで、ちょっと特別感があります。

焚き火を見ながら、

「この木、昔から丸亀城にあったのかな」

なんて考える時間も面白そうです。


実は“地産地消エネルギー”

今回の取り組み、実はかなり理にかなっています。

木を遠くへ運搬して処分するのではなく、地域の中で循環させて使う。

これはエネルギーの観点でも非常に効率的。

最近は「再生可能エネルギー」という言葉をよく聞きますが、薪や木質バイオマスもそのひとつです。

もちろん燃焼時にはCO₂を出します。

ただ、木は成長過程でCO₂を吸収しているため、長期的に見ると循環型エネルギーとして扱われています。

特に日本のように森林が多い国では、本来もっと木を活用しても良い気もします。

山が荒れる問題もありますし、「使いながら守る」という考え方は今後さらに重要になるのかもしれません。


配布は事前申込制。欲しい方は早めに  ※本日より申込開始‼︎

今回の薪配布は、丸亀市在住者限定。

しかも先着順です。

【申込期間】
5月11日(月)9:00〜5月18日(月)13:00

【配布日時】
5月20日〜23日

【場所】
丸亀城 芝生広場

とのこと。

コンテナや袋は持参が必要で、積み込みも基本セルフサービス。

雨天決行なので、多少濡れている可能性もあります。

でも、こういう“手間”も含めて薪らしい気がします。

丸亀城の歴史を感じながら、“お城の薪”を楽しんでみてはいかがでしょうか。


◻︎◻︎丸亀市 伐採木の薪を無料配布します
  https://www.city.marugame.lg.jp/site/castle/42076.html
  


【本日の一曲】
太比良瑞希 – YAWARAKAI HOME

◻︎◻︎せとうち不動産 https://setouchi-fudosan.com/◻︎◻︎