2026 05 16

20年前の、10年ぶりくらいのG-SHOCK

私は昔から腕時計が好きで(本数は全然ないです)、普段は機械式時計を使うことが多く、特に革ベルトの時計を愛用しています。
理由は単純で、金属アレルギー気味というのもありますし、何より革ベルトの雰囲気が好きだから。

新品の時の張り感。
使い込んで柔らかくなっていく感じ。
少し色が変わって、自分の腕に馴染んでいく感じ。

機械式時計は、ゼンマイで動いていて電池がないので、メンテナンス次第ではとても長く使用できます。
しかも、今使っているものは、腕を動かすと自動でゼンマイを巻いてくれるため、手動で巻くことなく動いてくれてます。

ただ、毎年この時期になると問題が出てきます。

夏。

汗。

革ベルトにとってはかなり過酷な季節です。

汗を吸うことで傷みも早くなりますし、どうしても消耗が激しくなる。
お気に入りのベルトほど、夏場は使うのをためらってしまいます。

そんなこともあって、10年少し前からランニングを始めて以降は、夏になるとアップルウォッチを使うことが増えました。

ランニングログも取れる。
通知も見られる。
シリコンバンドなので汗にも強い。

夏場の「革ベルト問題」を一気に解決してくれた存在でした。


ふと思い出したG-SHOCK

そんな中、最近ふと、

「そういえば昔G-SHOCK持ってなかったっけ?」

と思い出しました。

押し入れをゴソゴソ探してみると、出てきたんです。

20年くらい前に買ったG-SHOCK。

しかも10年近く完全放置されていたもの。

当然、時計は止まっています。

このモデルはソーラー電波モデルだったのですが、部屋の照明程度では全く反応なし。

「あー、さすがに完全放電かな」
「これはメーカー修理だな」

と思い、カシオの修理受付を調べ、集荷手続きまで済ませました。

数日後には発送用の箱も到着。

いよいよ送ろうかと思っていたのですが…。


まさかの復活

ある日、何気なくそのG-SHOCKを車の中に持ち込んでいました。

すると。

動いてる。

え?

と思って見ると、液晶表示が復活しています。

どうやら車内で太陽光をしっかり浴びたことで、ソーラー充電が復活したようです。

しかも驚いたのがここから。

このモデル、電波受信機能付きだったので、時刻も自動補正。

つまり、

20年前の時計を、
10年近く放置して、
久しぶりに太陽光に当てたら、

勝手に正確な時刻を表示したんです。

いや、カシオすごい。

本当にすごい。

改めて日本メーカーの技術力ってすごいなと思いました。

もちろんSEIKOも素晴らしいですが、CASIOもまた違う方向で凄まじい。

「壊れない」
「止まらない」
「過酷な環境でも動く」

という思想が徹底されています。


経年劣化との戦い

しかも驚いたのが、外装。

G-SHOCKではよく「加水分解」が問題になります。

古いモデルだと、ベゼルやバンドの樹脂がベタベタになったり、ボロボロ崩れたりすることがあるんですよね。

なので、恐る恐る触ってみたのですが…。

無事。

全然大丈夫。

20年前の時計なのに、普通に装着できる状態でした。

とはいえ、完全復活というわけではなく、様子を見ているとバッテリーはかなり弱っているようです。

一度フル充電しても、1日ほどで表示が消える。

おそらく二次電池の寿命ですね。

なので結局、電池交換には出そうと思っています。

でも逆に言うと、
「電池交換すればまだ普通に使える」
というのがまた凄い。


GW-5500というモデル

ちなみに今回復活したモデルは「GW-5500」。

G-SHOCK好きには割と有名なモデルの様です。

1985年に登場した名機「DW-5500C」のデザインを継承したソーラー電波モデル。

初代G-SHOCK「DW-5000C(スピード)」の次に登場した、いわば二代目G-SHOCKの系譜です。

スクエアデザインながら、かなり無骨。

三層構造のベゼル。
大きく張り出したボタン。
分厚いウレタンによる保護。

今見ても異様なくらい“道具感”があります。

しかもこのモデル、後の「マッドマスター」系統につながる、防塵思想の始まりとも言われています。

当時G-SHOCKの弱点だったのがボタン部分。

どうしても可動部なので隙間が必要になる。

そこから泥や砂、水が侵入する可能性がありました。

そこでカシオが考えたのが、

「ボタン全体をウレタンで覆う」

という発想。

これが後の「マッドガード」へとつながっていきます。

今でこそG-SHOCKはファッションアイテムとしても人気ですが、元々は本当に“現場の時計”だったんですよね。


昔のモノが今も動く面白さ

最近の製品って、便利になった反面、
「数年で買い替え」
が前提になっている気がします。

スマホもそう。

バッテリーが弱れば買い替え。
OS更新が終われば実質寿命。

でも20年前のG-SHOCKは、太陽の光を浴びてまた動き出した。

しかも時刻まで自動で合わせて。

なんだかそれだけで少し感動してしまいました。

スマホとも、スマートウォッチとも違う魅力。

無骨で、
壊れにくくて、
ただひたすら実用性を追求した時計。

今年の夏は久しぶりに、このG-SHOCKを腕につけることになりそうです。


【本日の一曲】
V.A.- 今夜はブギー・バッグ

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