初の県外案件で徳島へ。東みよし町で見つけた“鮎のマンホール”がちょっとシュールでした
ひとりで仕事を始めてから、ありがたいことに少しずつ活動エリアも広がってきています。
そして今回、ついに初の県外案件が2件ほどあり、徳島県へ行ってきました。
向かったのは、徳島県三好市と三好郡東みよし町。
徳島県の西の端、四国のちょうど真ん中あたりに位置するエリアです。香川県から向かうと「ちょっと県外に来たな」という感じはあるのですが、距離感としてはそこまで遠すぎず、どこか親近感のある地域でもあります。
それにしても、このあたりは「みよし」が多いですね。
三好市に、三好郡東みよし町。おそらく当時の市町村合併の流れもあるのでしょうが、初めて行くと「今いるのは三好市なのか、東みよし町なのか、一瞬わからなくなる問題」が発生します。住所を確認しながら移動していても、頭の中で“みよし”が連発されるので、少しだけ混乱しました(笑)。
東みよし町の現場で見つけた、ご当地マンホール
そんな徳島での仕事の合間、東みよし町の現場でふと足元を見ると、ちょっと気になるマンホールの蓋がありました。
いわゆるご当地マンホールです。
描かれていたのは、吉野川と鮎(アユ)。
地域の自然や文化がデザインされたマンホールは、見つけるとつい写真を撮りたくなりますが、今回のものもなかなか良いデザインでした。土地の特色がそのままギュッと詰まっていて、「ああ、この町に来たんだな」と感じさせてくれるんですよね。
ただ、今回のマンホールは、見れば見るほどちょっと面白い。
なぜかというと、そこに描かれているのが**“きれいな川の象徴”みたいな魚である鮎**だからです。

鮎は、きれいな川にしか住めない魚
鮎という魚は、川ならどこにでもいるわけではありません。
実はかなり“水のきれいさ”に敏感な魚で、透き通った清流に生息する代表格のような存在です。
鮎が食べるのは、川底の石に生えるコケ(藻類)。
川の水がきれいだと、太陽の光が水の底まで届きます。すると石の表面にコケが育ち、そのコケを鮎が食べて大きくなるわけです。逆に水が濁ってしまうと、光が届かずコケが育ちにくくなるので、鮎にとっては住みにくい環境になります。
しかも鮎は、育つ環境によって香りまで違うと言われています。
きれいな水の中で、ミネラルを含んだ良質なコケを食べて育った鮎は、**“スイカのような香りがする”**とも言われるほど。これが、いわゆる鮎の香魚(こうぎょ)と呼ばれるゆえんです。
つまり鮎というのは、
「きれいな水」
「太陽の光が届く川」
「豊かな自然環境」
この3つがそろってこそ元気に育つ魚なんですね。

◻︎◻︎車1台分の幅の美濃田大橋 信号はないのでどちらが優先かは阿吽の呼吸で
橋渡った先にはJRと国道の連続横断 難易度★★★★☆
歩道は左右両サイドにある豪華仕様
吉野川と鮎は、まさにこの地域らしい組み合わせ
今回マンホールに描かれていた吉野川は、四国を代表する大きな川であり、徳島を語るうえでは欠かせない存在です。
流域には美しい景色が広がり、鮎が生息する川としても知られています。鮎料理も有名で、夏から初秋にかけては、地元の味覚として親しまれているそうです。
川の景色、水の流れ、そこに生きる鮎。
こうして考えると、東みよし町のマンホールに吉野川と鮎が描かれているのは、とても自然なことですし、「この地域らしさ」がよく表れているなと思います。
ただですね。
ここでひとつ、どうしても頭に浮かんでしまったことがありまして。
きれいな川の象徴・鮎が、下水道の蓋にいるというシュールさ
鮎は、透き通ったきれいな川に住む魚。
吉野川も、水の美しさで知られる川。
そんな“清らかさ”の象徴みたいな存在が、汚水の流れる下水道の蓋=マンホールに描かれているわけです。
いや、もちろんマンホールのデザインとしては何もおかしくないんです。
むしろ地域性が出ていて素敵です。ご当地マンホールとしては大正解だと思います。
でも、
「きれいな水がないと生きられない鮎」
「その鮎が描かれているのは下水道の蓋」
という事実だけ切り取ると、なかなかシュールな光景です(笑)。
現場で写真を撮りながら、
「いや、鮎そこにいて大丈夫か?」
と、ひとりで少しツッコミを入れてしまいました。

県外の仕事は、その土地を知るきっかけにもなる
今回の徳島での案件は、もちろん仕事が一番の目的ではありますが、こうしてその土地ならではの景色や文化に触れられるのも、県外案件の面白さだなと改めて感じました。
ただ現場に行って、打ち合わせをして、帰ってくるだけではなく、道中の景色を見たり、地域の名前の由来を気にしてみたり、マンホールの絵柄からその町の特色を知ったり。そういう小さな発見があると、仕事の移動時間も少し楽しくなります。
不動産や建築の仕事は、建物そのものを見ることも大切ですが、同じくらい**「その土地らしさ」**を感じることも大切なのかもしれません。
川があり、山があり、その地域ならではの文化や食があり、その積み重ねの上に家や暮らしがある。そう考えると、マンホールひとつでも案外侮れません。
初の県外案件で訪れた徳島県三好市・東みよし町。
“みよし”の多さに少し混乱しつつ、吉野川と鮎のご当地マンホールに出会い、地域のことを少し知ることができた一日でした。
次にまた徳島方面へ行くことがあれば、今度は仕事の合間に、鮎料理でも食べられたらいいなと思っています。
……もちろん、マンホールの上ではなく、ちゃんときれいな川の近くで(笑)。
◻︎◻︎WEBマンホール図鑑
https://zukan.com/manhole/
三好市
https://www.miyoshi.i-tokushima.jp/
東みよし町
https://www.town.higashimiyoshi.lg.jp/
【本日の一曲】
TEED – Garden (Calibre Remix)
◻︎◻︎せとうち不動産 https://setouchi-fudosan.com/◻︎◻︎